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2013年4月に新しくオープンした、神奈川県と愛知県を結ぶ『新東名高速道路』。ゴールデンウィーク中は多くの観光客が利用したようだが、通過するだけでなく途中にあるサービスエリアでのグルメや買い物などもぜひ楽しんでおきたいところだ。

各サービスエリアごとにさまざまな特徴があり、各地の美味しい料理を提供するフードコートもある。記者が利用したなかで、もっとも美味しかったといえるのが、駿河湾沼津サービスエリアにある定食屋『かもめの台所』の蕎麦だ。

・かもめの台所は24時間営業
駿河湾沼津サービスエリアにあるかもめの台所はなんと24時間営業だ。24時間営業の定食屋、しかもサービスエリアの蕎麦なんてたいしたことないんじゃないの? と思う人はきっと多いだろうが、一口食べればその美味しさにビックリすると思う。

・蕎麦の食感、風味ともにハイレベル
記者がまず食べたのは『山菜とろろ蕎麦』(850円)。サービスエリアや立ち食いの蕎麦は蕎麦の風味や食感に乏しいことが多いので、まずはとろろや山菜の味をくわえられるものを頼んだのだが、一口蕎麦を食べたとたん後悔した。とろろも山菜も余計だと感じてしまうぐらい、蕎麦もつゆもハイレベルだったのだ。

・薬味は静岡県産本わさび使用
また、薬味についているわさびも、静岡県産の本わさびを使用。ちょっとだけ本わさびが入ったねりわさびではなく、わさびの辛みと香りが心地よい本物である。うーん、ざるそばにすれば良かった……と思いつつも、2連続で冷たいものを食べるとお腹が冷えるので、次は『桜海老入り野菜のかき揚げ蕎麦』(温730円)を注文。

・大きなかき揚げに入った大きな桜海老の味に感動
注文後すぐにそばが出てきたところを見ると、かき揚げは揚げたてではないようだが、それでも野菜の甘みや桜海老の香りがバッチリの美味しいものだった。特に桜海老はさすが駿河湾SAと言いたくなるぐらい大きくて味もしっかりしたもので、たっぷり入った野菜に負けない海老の香りを楽しむことができた。

また、そばつゆも全部飲み干したいぐらい自然な旨味溢れるもので、蕎麦も冷やしに使用されている蕎麦より細いつるつるした、温かい蕎麦に合うものになっていた。

・ほかにも美味しそうな蕎麦がたくさん
三島コロッケと特産のあおさ海苔が入ったそばや、静岡県産の卵を天ぷらにした天玉そばもぜひ次回は食べてみたいと思った。観光地の料理は観光客向けで「まあこんなものか」となるものがいままで多かったが、ここまで地元の本気を感じるものに出会えるとは感動である。本当に美味しかった!

訪問店舗:新東名高速道路 駿河湾沼津SA上り『かもめの台所』
Report:なかの

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