stairwell

ある映像が、世界に衝撃を与えている。「Imagine RIT 2013」というその動画には、上にあがっていこうが、下に降りていこうが、同じ場所に常に戻ってくる “無限階段” が映っているのだ! えっ、一体どういうこと!?

この不思議な階段は、だまし絵で有名な画家エッシャーにちなんで「Escherian Stairwell」(エッシャー階段)と呼ばれており、アメリカの名門工科大学「ロチェスター工科大学」に存在するらしい。

そして動画ではKevinという一人の男性が、ロチェスター工科大学の7号館にあるというそのエッシャー階段が、本当に無限階段なのかを検証していく。記者(私)もここまで「無限階段が実在するはずないじゃん!」と思っていたが、検証映像を見て、腰を抜かした。

・驚愕の検証映像
Kevinが7号館のエッシャー階段を上にあがっていくと、なんと下の階段からKevinの姿が現れ、同じ場所に戻って来たのだ。まっ、マジかよ! この後もKevinはいろんな人の協力を得て、無限階段の凄さを次から次へと実証していく。

この衝撃動画がYouTubeにアップされると、たちまち世界で話題になり、「このトリックのタネは何なのか?」という話で持ち切りになった。中には映像加工がタネだと主張する人もいるが、動画を見る限り、その意見にはなかなか同意しがたい。

・制作者はロチェスター工科大学の大学院生だった
ちなみにこの動画は、映画・アニメーションを勉強しているロチェスター工科大学の大学院生Michael Lacanilaoさんが制作したものらしい。彼は資金調達サイト「Kickstarter」で12000ドル(約120万円)のお金を支援してもらうために、この衝撃動画を作ったようなのだが、無限階段のタネ明かしはしていない。

さて、みなさんは、世界のネットユーザーたちを悩まし続けるこのエッシャー階段のタネは何だと思う?

参照元:YouTube/hydrogliphix, rudrapsarkar, Kickstarter
執筆:田代大一朗

▼こちらがその動画。検証映像は1:40から始まります

▼そしてこちらがエッシャー階段動画の制作者「Michael Lacanilao」さん