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先日、韓国発アメリカ行きの飛行機の中で機内食をめぐるトラブルが起こったそうだ。ある韓国企業の役員が食事の味とサービスが気に入らず、客室乗務員に暴行をはたらいた。その結果、米国のFBIに引き渡されるという騒ぎになっていたのである。

・暴行をはたらいたのは韓国の大手製鉄会社役員
事件が起こったのは、大韓航空の韓国・仁川空港発アメリカ・ロサンゼルス行きの機内でのことだ。韓国最大の製鉄会社であるポスコの役員A氏が、米国出張のため同フライトのビジネスクラスを利用していた。

日提供された機内食がA氏の口には合わなかったようだ。A氏は食事を取り替えるよう客室乗務員に要請したという。

・「ラーメンが塩辛い! しかも生煮え!」→客室乗務員に暴行
Aさんの要望にこたえ、客室乗務員はラーメンを作って持ってきたそうだ。だが、このラーメンも口に合わなかったらしい。A氏は「ラーメンが塩辛すぎる! しかも生煮えだ!」と激怒し、客室乗務員の顔を雑誌で殴ったというのだ。

・到着後、FBIに引き渡される → 韓国へトンボ帰り
暴行以外にも、殴ったことを「乗務員の方からぶつかってきた」と言ったり、機内が暑いと不快感を示していたA氏に客室乗務員が氷水を提供したところジントニックを要求したり、笑っていた客室乗務員に「笑うな!」と暴言を繰りかえすなど何かと騒いでいたようだ。

この件を受け、ロサンゼルス空港にFBI(米連邦捜査局)が出動。A氏はロサンゼルス到着後すぐにFBIに引き渡され、身柄を拘束し調査を受けるか、このまま韓国に帰国するかの2択を迫られたという。A氏は米国入国を断念。そのまま韓国に帰ったそうだ。

この大企業役員による騒動は、韓国国内で「あまりにもひどい」、「何が“信頼が一番の企業”だ」とネット上で拡散。パロディ画像が作られたり、A氏の個人情報がさらされるなど炎上状態となっている。

なお、この件を受けポスコグループは正式に謝罪文を発表しているが、まだ事態が収束する気配はなさそうだ。

参照元:TV Chosunポスコ公式ブログ(韓国語)
執筆:沢井メグ
photo:Rocketnews24.
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