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温泉と言えば、湯けむり美女に、卓球、そして温泉卵だ! 温泉宿の朝食に出てくることも多いが、あの半透明の白身にとろーりした黄身がたまらない。だが温泉卵は「温泉」とはついているものの、スーパーでも売っているし、電子レンジでだって作ることができる。

でも、「温泉」と言うからには、本物の温泉で作った温泉卵が食べたい! というわけで、温泉で温泉卵を作ってみた。 

・台湾随一の温泉郷・北投温泉で温泉卵
温泉卵が作れるのは台北駅からMRTで約30分の「北投温泉」だ。北投の温泉卵と言えば、以前は源泉である「地熱谷」で作るものだったそうだ。だが、地熱谷のお湯の温度は90度前後。温泉卵を作ろうとした人の転落事故が相次いだため、今は禁止されている。だが、地熱谷から歩いて1分の旅館「水都旅館」で作ることが可能だ。

・旅館の敷地内に温泉卵スポットあり!
水都旅館の敷地に入ると、なぜか日本風の赤提灯がいくつか並んでいた。そのうちのひとつに「温泉煮蛋(温泉卵)」の文字を発見! その提灯の下にはプチ温泉、カゴ、そして卵を冷やすための冷水が用意されていた。ここは旅館内のカフェで販売している卵を煮る場所なのである。まさにいたれりつくせりだ。ちなみに卵は1個30台湾ドル(約100円)、2個で50台湾ドル(約166円)だ。

・温泉で作る温泉玉子の作り方
作り方はいたって簡単! 備え付けのカゴに卵を入れて、プチ温泉にイン! そのまま7分半ほど待つ。そして横の冷水に1分つければ温泉卵の出来上がりだ。お湯につけている間、カゴを揺らせば黄身の偏りを防ぐことができるので、余裕があればやってみよう。ちなみに、このプチ温泉の温度は約90度。さすが地熱谷に隣接しているだけあって熱い。火傷には十分注意が必要だ。

・出来立てを食べてみた→プルンプルンでうまぁぁぁい!! 
出来上がった温泉卵は、スーパーで販売されているものと比べると白身が固めでプルンプルン! そして中の黄身はトロットロ。ちょうどラーメンに乗っているような煮玉子の食感になっているのである。食べるのにお箸のスプーンも不要。その場で食べるのにちょうどいい仕上がりなのだ。

昔は、地元の子ども達は、学校の後こうやって地熱谷で温泉卵を作って食べていたという。まさに地元グルメである。なお、こちらの旅館は利用客以外でも温泉卵を作ることができるので北投に行く人は一度立ち寄ってみるといいだろう。

Report:沢井メグ

▼北投温泉の源泉という地熱谷

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▼すぐ近くの水都旅館で温泉卵を作ることができる

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