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以前、ロケットニュース24では、台湾鉄道(台鉄)で22年ぶりに復活する食堂車がどう見ても痛車な件をお伝えした。人気キャラのラッピング電車というのはよく見られるが、台鉄の痛電車はまさかのオリジナルキャラ! しかも国営路線と異常なまでの気合が話題となった。

その痛電車を間近で見られるスポットがあるという。痛電車はどれくらい痛いのか、実際に見に行ってみたぞ!

・痛電車は台鉄七堵駅で見られる
当初の発表では痛電車は2013年3月より営業運転を始めると報じられていた。しかし、4月になってもまだ始まる気配はない。車両自体は台鉄・台北駅から電車でおよそ30分の「七堵駅」に隣接する七堵操車場で保管されており、誰でも見ることができるそうだ。

・痛電車、ほんまにあったー!!
記者(私)は、台北駅から向かったのだが、窓から見える景色は緑が多くとてものどかだ。……と、そのとき、カラフルな萌えキュン車両が飛び込んで来た! い、痛電車イター!! 美少女4人が描かれた電車がしれっと置かれていたのである。レトロな車両のなかに突然の痛電車とはひときわ異彩を放っていた。

・車掌さん「痛電車は4番ホームからの撮影がオススメ」
この日、痛電車は七堵駅のホームに平行するように置かれていた。記者(私)は、それを離れたホームから撮影していたのだが、その様子を見ていた車掌さんが「もっといい場所がある」と撮影ポイントを案内してくれたぞ。それはなんと4番ホームの下!

4番ホームは職員用の列車が止まるホームだそうで、一般の乗客はいなかった。そしてもちろんホームの下は、本来なら立ち入り禁止である。しかし、このときは「見ていてあげるから少しだけなら降りていいよ」と、下での撮影を許可してくれた。今回はご厚意で下から撮影させてもらったが、ホームを降りなくてもかなり近いので無理はしないようにしよう。

そのほか、別の駅員さんや駅構内の工事スタッフもオススメの車両や撮影スポットなどを丁寧に教えてくれたぞ。

・痛電車はいつから運転開始なの?
ところであの痛電車はいつから乗れるようになるのだろうか? 駅で聞いてみたところ「あの食堂車は観光列車に接続されるんですよ。観光列車は旅行社主催のものなので、いつから営業かはちょっとわからないですね」とのことだった。

営業開始はいつのことになるか発表されていないが、2013年4月8日の段階ではまだ七堵にあった。台北からも電車で約30分と近い。興味がある人は、台鉄小旅行も兼ねて行ってみるといいだろう。

■七堵駅への行き方
台鉄・台北駅から縦貫線(基隆方面)の7つ目の駅
所要時間:各駅停車で32分、特急列車「自強号」で28分

Report:沢井メグ


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▼こちらが話題の痛電車

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▼四季をテーマとしている、青が「冬」、オレンジが「秋」だ

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▼吹きさらしらしくちょっと汚れも

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▼青い髪の乗務員は「アリスちゃん」

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▼ピンクの髪の乗務員は「ドロシーちゃん」、ポニテ車掌は「レールちゃん」

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▼そしてコックのシアちゃんだ

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▼駅の様子

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▼駅員さんいわく「ドラえもんカラーの電車」、確かに!

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▼オススメは2番北ホームに来る列車だそうだ、残念ながらこの日は見られず

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