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無料でユーザー同士がメッセージを送りあえることが魅力の一つであったFacebookが、大きな方向転換をする兆しを見せている。

Facebookが英国の一部ユーザーに対して、「友達」以外のユーザーにメッセージを送る時に課金するシステムを開始したのだ。試験的な運用ではあるものの、このメッセージ有料化には、多くのユーザーから怒りや戸惑い、不満の声が噴出しており、大きな物議を醸している状態だ。

Facebookが試験的にメッセージ有料化を導入したのは、先月3月末のこと。英国の約1割のユーザーに対して、「友達」と「共通の友達がいるユーザー」以外の相手にメッセージを送る際には課金をするというシステムを導入した。

・料金は相手の人気度に応じて、100円から最高で1600円にも!
基本料金は71ペンス(約100円)であるものの、有名人に対してはさらに高い額が課金される。その人のフォロワー数や日々受け取るメッセージ数など、複数の情報に基づいて機械的に料金が設定される仕組みなのだそうだ。

ちなみに、現在最も送信料金の高い人物は、大人気の飛込競技選手、トーマス・デーリー。その金額はなんと10.68ポンド(約1600円)。これではティーンエイジャーは気軽にファンレターを送れなくなるのは間違いない。

・未払いのメッセージは「その他のフォルダ」行きに
なお、支払いはしなくても一応メッセージは送信されるとのことだが、料金を支払わないで送られたメッセージは「その他のフォルダ」というほとんどの人がチェックすることのないフォルダに入れられてしまうそうだ。つまり、送信先の相手には読まれない可能性が高くなる。

・「ユーザーを守るため」「スパム防止のため」by Facebook
Facebookいわく、今回の料金システムの導入は「見知らぬ人から過剰なメールが来ないようにユーザーを守るため」「スパム防止のため」とのこと。後々英国の全ユーザーに料金システムを導入する予定らしい。「将来的に最適な料金システムを築くための試験運用」をしばらく行うそうだ。

・ユーザーからは怒りや失望の声が噴出
このFacebookの決定に、英国のネットユーザーからは怒りや不満、失望、戸惑いの声が大噴出中である。ネット上では以下のようなコメントが見られた。

「さようなら、Facebook……」
「ばかばかしい。Twitterなら無料でメッセージが送れるじゃないか」
「単純なこと。こんな無意味なサイトは使うな。」
「は、これは何かの冗談? こんなシステムが続くなら、Google Plusに乗り換えるし、みんなもそうするべき。」
「誰がこんなのに金を払う? Facebookはついにビジネスを止めることにしたのか?」

多くが指摘しているように、他のSNSを使って無料でメッセージを送信できるのであれば、ユーザーはそちらに流れていくのではないだろうか。

そして、もちろんこの課金システムは日本のユーザーにも将来適用される可能性がある。今後のFacebookの判断に要注目だ。

参照元:Mail Online(英文)
執筆:佐藤 ゆき