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花王株式会社は2013年4月4日、特定保健用食品(トクホ)の缶コーヒー「ヘルシアコーヒー」を発売すると発表しました。トクホといえば、脂肪を消費しやすくするなどの効果が知られています。

発売に先立って、一部のコンビニエンスストアですでに取扱いが始まっています。実際に飲んでみたところ、意外な事実に気づきました!

・品名・原材料はコーヒー
このコーヒー、従来の缶コーヒーと異なるのでしょうか? 商品表示を見てみると、品名は「コーヒー」、原材料も「コーヒー」。つまり生粋のコーヒーというわけです。では、他の商品と何が違うのでしょうか? 缶には「コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸類)270mg含有」と書かれています。どうやらこれが脂肪を消費しやすくするようです。

・味は?
味はコーヒーとは違う独特の苦みがあります。コーヒー本来の苦みは、舌奥で感じるようなやや重さのあるものです。また苦みだけでなく、酸味もともなっています。一方でヘルシアコーヒーは、コーヒー本来の苦みよりも軽やか。しかし口全体に広がるので、より苦々しく感じます。これは好みが分かれるところではないでしょうか。

・コーヒー通によると
自称コーヒー通に意見を求めたところ、「これをコーヒーとは認めたくない!」と言います。その理由について尋ねると、「コーヒーは奥深い味を楽しむものです。苦み・酸味・コク、これらが混ざり合ってひとつの味が生まれます。それに対してヘルシアコーヒーは奥深さがあまりないですね。表面的な苦みが口のなかに残って、なんというかコーヒーとは違う気が……」。自称コーヒー通は納得していないようですが、原材料はたしかにコーヒーです。

従来の缶コーヒーを飲みなれた人にとっては、ちょっと違和感があるのかもしれません。とはいえ、体脂肪が気になる人にとっては有難い商品。コーヒー好きの方は、ぜひ一度ためしてみてはいかがでしょうか。

Photo:Rocketnews24

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▼ 無糖ブラック、微糖ミルク、いずれも見た目はコーヒーそのものhelsia2

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▼ 原材料はたしかにコーヒー。クロロゲン酸類の効果で、脂肪を消費しやすくするようですhelsia4