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微笑みの国・タイというと何を思い浮かべるだろうか? スパイシーな料理、リゾート、妖艶なニューハーフ。そして忘れてはいけないのは「寺院」である。

そのタイの寺院のなかに「ドラえもん寺」と呼ばれる寺があるそうだ。この寺は700年もの歴史があるものなのだが、境内に壁画にあらゆる場所にあの青い猫型ロボットがあしらわれいる。古いお寺なのに22世紀の猫型ロボットが描かれているなんて、これは一体どういうこと!?

・ドラえもん寺こと「Wat Sampa Siw」
タイ中部スパンブリー県にある「Wat Sampa Siw」という寺院だ。Wat Sampa Siwは700年もの歴史を持つ寺だという。遠目はタイらしい色鮮やかな寺院である。

だが、境内にいきなりドラえもん像があった!! 4体のドラえもんが並べられている。「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿を表しているようだ。その横の4体目はいつものドラえもんだろうか。

・お寺の中もドラえもんだらけ!
ただ境内にドラえもんがいるだけで「ドラえもん寺」と言われているわけではない。寺院の壁画をよーく見てみよう。一見、普通の仏教画のようだが、じっくり観察してみると……ドラえもんおったー!!

例えば、地獄の釜茹で場面にちょこん、壁画に描かれた寺院の中にちょこん、雲のなかにちょこんなどなど。とてもさりげなくドラえもんが隠れているのである。まるで宝探しか『ウォーリーをさがせ』のようだ。

・修復作業中に画家が勝手に描き入れる
壁画にドラえもんの絵を描いたのは、寺の修復を担当する画家のRakkiat Lertjitsakulさんだ。10年ほど前の洪水の影響で壁の漆喰が剥がれ落ちていたという。その修復中に何を思ったのか「ドラえもんを描いちゃおう」と、壁画にドラえもんを描き足したのだそうだ。

ドラえもん壁画はどうやらRakkiatさんの独断でやったことだったらしい。当初、寺の僧侶たちはこのことを全く知らなかったという。

・子どもたちに大人気! 「子どもにとってお寺が身近なものになった」
ドラえもん効果で参拝客は激増。特に子どもたちに大人気だそうだ。

寺の責任者は「タイ人はお寺参りが好きですが、やはり子どもにとっては退屈なものです。ドラえもんが登場することで、子どもたちにとても身近なものになりました」と話しているという。

今ではドラえもんのほかに、「仮面ライダー」や「スーパーマン」、「アングリーバード」になんとiPadまで登場している。いくら参拝客が増えたとは言え、日本だったら少し考えられないことだ。寛容なタイならではのお寺なのかもしれない。

参照元:English CNTV(英語)、 Thailand fans(中国語)


▼ドラえもん寺・Wat Sampa Siw

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▼「見ざる、言わざる、聞かざる」なドラえもん!!

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▼ドラえもんを探せ!! いくよー

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▼難易度ちょっとアップ

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▼どこにいるかわかるかな?

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▼仮面ライダー!?

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▼こちらが画家のRakkiat Lertjitsakulさんだ

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