18kinshounyuuseki

自然が作り出すものは神々しく美しい。フィリピンの奥地には自然の妙とも言える見事な鍾乳石があるそうだ。フィリピン人によると「その鍾乳石は誰にも知られていない」という。それを聞いた記者(私)は矢も盾もたまらず、現地へ向かうことにした。

・伝説の鍾乳石は静かな村にある
鍾乳石がある村はマニラから車で約14時間の場所にある。朝市の露店が立ち並び、子ども達は外で元気に遊ぶ。そんな古き良き昭和のような雰囲気の村だ。

・いざ鍾乳洞へ! 装備は「手持ちランプ」だけ
日本の場合、立ち入り可能な鍾乳洞は整備されているが、フィリピンの奥地ではそうはいかない。安全面などの配慮は皆無であり、用意されたのは「手で持ち歩くランプ」だけ。まるで映画『グーニーズ』の世界である。

・どう見ても女性器!
冒険気分にひたっていると、ガイドが突然「この鍾乳石、なにかに似てないか?」と話しかけてきた。指さす方向にあった巨大な鍾乳石は……どう見ても「女性器」! 誰も知らない鍾乳石とはこのことだったのだ!!

・しっとりと濡れた鍾乳石
よく観察してみると鍾乳石はしっとりとつややかに濡れていた。鍾乳石とは石灰分を含んだ水滴が天井から落ちできるもの。鍾乳石である限りどんな形状だろうと、しっとりと濡れているのは当然のことなのである。

・くどいようだが鍾乳石である
しっとりと濡れ、さらに洞窟内の暗さも手伝って、鍾乳石が恥じらう乙女のようにも見えてくる。しかし、これは鍾乳石。くどいようだが鍾乳石。形はエロいが鍾乳石。自然が作り出した奇跡なのだ。

ときに自然は人間の想像もつかないことをしてくれる。あまり知られていないとは言え、この鍾乳石も現地では多くの人を魅了しているに違いない。そう思うと改めて自然をリスペクトしたくはならないだろうか?

執筆:世界のショウゴ
Photo:RocketNews24
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▼ランプを灯して……
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▼いざ鍾乳洞へ!
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▼鍾乳洞は冒険だ
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▼冒険は続く
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▼時には水中への進入もいとわない
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▼そこで発見した18禁な鍾乳石
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▼鍾乳洞がある村はこちら

▼この山道を通り村へたどり着く
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▼村へ着くと屈託のない笑顔の子供に出会った
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▼朝市の様子
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▼村は賑やかに、そして素朴に
muranogaikan

▼村の工場は今でもシンプル
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▼鍾乳洞の外では静かな時間が流れている
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