日本のファストフード店で冷たいドリンクをオーダーすると、たいてい氷が入っている。だが「冷たすぎるのは苦手」、「最後の方が味が薄くなって嫌」などという理由であえて氷抜きをオーダーする人も多いのではないだろうか。
ほとんどの店で氷抜きの対応はしてくれるが、ここでふと疑問がわいてくる。氷抜きのドリンクの量は氷ありと比べて多いのか、少ないのか。どっちが得なんだ!? そこで複数のチェーン店で比較してみたぞ! 検証の結果は以下とおりだ。
今回、訪問したのはフレッシュネスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、ロッテリア、モスバーガー、そしてマクドナルドの計5店舗。注文したのはいずれも「レギュラー」、「Mサイズ」などと呼ばれる真ん中のサイズで炭酸が入っていないドリンクだ。氷が溶けると量に影響が出るため、購入後5分以内に計量している。
【氷あり、氷抜きドリンクの量の比較】
・フレッシュネスバーガー
氷あり:260ミリリットル
氷抜き:220ミリリットル
※「氷抜き」が40ミリリットル少ない
・ケンタッキーフライドチキン
氷あり:315ミリリットル
氷抜き:370ミリリットル
※「氷抜き」が55ミリリットル多い
・ロッテリア
氷あり:370ミリリットル
氷抜き:320ミリリットル
※「氷抜き」が50ミリリットル少ない
・モスバーガー
氷あり:280ミリリットル
氷抜き:270ミリリットル
※「氷抜き」が10ミリリットル少ない
・マクドナルド
氷あり:260ミリリットル
氷抜き:370ミリリットル
※「氷抜き」が110ミリリットル多い
以上である。「氷あり」は氷の分体積が増えているので、そこから氷を出すと、氷抜きと同じくらいもしくは少ないくらいの量になると記者(私)は予想した。しかし、意外なことに氷ありの方が多い店もあった。5分間で多少氷が溶けたとしても余りある多さである。薄まることを考慮して多めに入れてくれているのだろうか。
一方で、マクドナルドでは氷ありの方が100ミリリットル以上も少なかった。もしかしたらドリンクの種類や作る人によって変わってくるのかもしれないが、これはちょっと悲しい。もちろん氷あり、なし共にそれぞれのメリットがあるのだが……この結果を見て、あなたは「氷あり」と「氷抜き」どちらを注文したいと思う?
▼フレッシュネスバーガー、左が氷抜き、右が氷ありだ(以下同じ)
▼氷抜き
▼氷あり
▼ケンタッキーフライドチキン
▼氷抜き
▼氷あり
▼ロッテリア
▼氷抜き
▼氷あり
▼モスバーガー
▼氷抜き
▼氷あり
▼マクドナルド
▼氷抜き
▼氷あり