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味噌、納豆、漬物……発酵食品はウマミが増すだけでなく、生の素材より栄養価が高まり、健康にいいと言われている。美容のために積極的に取り入れている人も多いだろう。

世界には様々な発酵食品があるが、韓国の研究者によると韓国発酵食品の代表である「キムチ」を毎日大量に食べるとコレステロール値が下がり、健康にとても良いそうだ。

この研究結果を発表したのは釜山大学校の研究チームだ。実験では被験者100人を「大量にキムチを食べるグループ」「ごく少量のキムチを食べるグループ」に分けて行われた。1日のキムチの摂取量は、大量に食べるグループは約230グラム、少量のグループは約14グラムである。

そして1週間キムチを取り入れた食生活を行ってもらい、被験者の総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、空腹時血糖値を計測。すると大量に摂取したグループの数値は全ての項目で顕著に下がっていたのだという。

また、キムチの力はコレステロール値を下げるだけではないそうだ。キムチにはビタミンA、B、C、そして「生きて腸に届く」というフレーズでお馴染みの「ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株」という乳酸菌も豊富に含まれており、健康にいいという。

しかし、キムチ230グラムというと一体どれくらいの量なのだろう。商品にもよるがスーパーで売られているキムチ1パック分くらいのようだ。これを毎日食べ続けるというのは、キムチを食べる習慣がある韓国文化以外にはかなり過酷であると思うのだが……。

研究チームによると、実験では少量摂取のグループも大量摂取グループほどではないが、コレステロール値が下がっていたという。継続的に摂取すれば、少量であっても効果は期待できるそうだ。キムチが好きな人は覚えておいてもいいかもしれない。

参照元:The Star Online(英語)
photo:Rocketnews24.

▼キムチ230グラム

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▼結構多い

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▼少量でも継続的に食べるとコレステロールは下がるらしいぞ

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