高級焼き肉が無条件で人を元気にさせるように、女性を無条件でキュンキュンさせるものといったら、なんといっても「頭ポンポン」です! 「私は男性からの頭ポンポンなんぞではちっともキュンキュンしない」と片意地を張る女性も存在しますが、それはごく一部。ほとんどの女性は、頭ポンポンによって心も股も潤います。むろん、好きな男性からの頭ポンポンに限りますが。

好きな男性からのポンポンだからこそ、乙女たちは狂喜乱舞するのであって、なんとも思っていない男性からポンポンされたら、殺意すら沸く……。とまではいかなくても、「今のポンポンで脳細胞が何個死滅したと思っているんじゃ、コラァ!」と不快感をあらわにさせる女性がほとんどでしょう。

さて、女性が何故「頭ポンポン」で心や股が潤うかという件に関しては、最近多方面で話題になっていますが、女性陣にとって気になるのは、「男性は、どういう気持ちで頭ポンポンしてくるのか?」ということのほうが重要事項でしょう。ぶっちゃけ、己の心や股が濡れるメカニズムなんぞどうでもいいのです。そんなことよりも、気になる男性が、なぜ自分の頭をポンポンしてくるのか知りたいのが乙女心! いったい男性たちは、どういう意図で頭ポンポンを行なうのでしょうか? 

1.好意を持ってくれている証拠
一番嬉しいパターンです。頭部といえども、身体に触れる行為なのですから、キライなオンナにするわけがありません。女性が、「頭ポンポンは好きな男性からに限る!」と思っているように、男性側も好きな女性に対してのみ行っているという見方です。「本当はキスしたいけど、まだ相手の気持ちがわからない」とか、「本当はキスしたいけど、人通りが気になる」など、キスのかわりの行為として用いられることもあります。

2.その瞬間だけの好意
女性側がちょっとした失敗や言い間違えをしてしまった際、その瞬間の仕草や言動を可愛らしいと感じ、頭ポンポンに至ることもあります。「可愛いだなんて、ホホホ」と調子に乗るのはまだはやい! 男性側が可愛いと感じたのはその一瞬のみで、それが恋愛感情と直結しているかというと、必ずしもそうではありません。要するに、犬猫を見て可愛いと思う感情と一緒ですね。

3.モテテクを鵜呑みにしているだけ
「女性は頭をポンポンされると股がキュンキュンするらしい」という情報を鵜呑みにして、頭ポンポンを乱射しているケースもあります。これは、自分がモテたいからやっているのであって、相手女性に好意があるわけではありません。キン玉蹴ってやりたいくらいムカつきますね。

4.上から目線
男性側が、貴女の好意に気付いているケースです。「俺はなんとも思っていないが、せめてもの恩情でポンポンしてしんぜよう」という、完全に上から目線。この上から目線はやがて、「俺はなんとも思っていないが、せめてもの恩情でワリカンデートはしてやろう」とか、「俺はなんとも思っていないが、せめてもの恩情でチョメチョメはしてやろう」と、エスカレートしていく危険性もあります。気を付けましょう。

今回ご紹介したのは、ごく一部です。男性の皆さん、さて貴方はどのようなニュアンスで「頭ポンポン」していますか?

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ