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台湾企業が技術開発した「透明スマホ」。見た目は無色透明のスケスケ、まるで1枚のガラスのよう。iPhone5より薄く、軽く、その上、防水、強化ガラスと夢のような仕様である。

台湾メディアでも大きく取り上げられているが、実験中にあるハプニングが起きたそうだ。絶対に割れないはずの透明スマホが盛大に割れてしまったのである。

事故が起きたのは台湾のテレビ番組『夢想街57号』である。番組ではPolytron社の社長を招いて透明スマホを特集。注目の試作機も登場した。

番組内では透明スマホの特徴が次々と紹介される。ボディには電流が流れると透明になる液晶ガラス「Switchable Glass」を採用、iPhoneより薄くて軽く、両面タッチパネルになる見通し。価格はiPhoneほど高くなることはないという。

また、衝撃に強いというのも特徴だ。そこで司会者が透明スマホを高さ150センチから落としてみたところ……「バリンッ」と嫌な音が。なんと割れないはずの透明スマホが盛大に割れてしまったのだ。これには司会者も大慌てである。

社長によると、試作機に使われた「Switchable Glass」は中国大陸で作られたもので、ガラスの質もそこまでよくないとのこと。いわゆるチャイナクオリティであるため割れたと釈明。その上、何度も衝撃を加える実験を行っていたため壊れやすくなってしまっていたのではないかとのことだ。

なお、製品版ではガラスは台湾製の質の良いものを使用する予定とのこと。また、試作機が持つ脆弱性も改善していくそうだ。

まだまだ謎のベールに包まれた透明スマホだが、早くもいくつかの企業からアプローチがあるという。番組内では日本、アメリカ、韓国企業と商談を進めていることが明かされたが、すでに守秘協定を結んでいるため具体的に言えるのは2013年に市場に投入予定ということのみだという。

そう聞くと余計気になってしまうではないか! やはり未来はそこまで来ているのか!? 早く実機が見てみたいぞ!

(文=沢井メグ
参照元:ET Today(中国語)

▼透明スマホの破壊シーンは13:44あたりから

▼「では高さ150センチから落としてみます」

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▼割れました

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