2013-02-21_183855

日々、進化を続けるスマートフォン。台湾企業がある画期的なスマートフォンの実現にむけて一歩踏み出したという。

その名も透明スマホ! そのプロトタイプが公開されたのだが、見た目はまるで1枚のガラス。無色透明、配線も何も見えず、向こう側までスケスケなのだ! しかも、コンセプトモデルではない。実際に市場に投入する予定だという。いよいよ、未来クルーッ!!

この透明スマホ技術を開発したのは、台湾のガラスメーカー・Polytron社だ。同社は電流が通ると透明になる特殊な液晶ガラス「Switchable Glass」の開発に成功したという。このガラスを使うことで夢の透明スマホの実現がかなうのである。

プロトタイプではOSこそ搭載していないものの、文字の表示は可能だという。開発中ということもあり電池、マイク、カメラ、マイクロSDカードなどは透けて見えるが、見た目はまるで1枚のガラスだ。

ガラスと言えば「壊れやすいのではないか」と心配になるが、Switchable Glassはちょっとやそっとの衝撃では割れない構造になっている。実用性も視野に入れて開発されたようだ。

この透明スマホについてネットユーザーは

「スゲー!」
「マジかよ、信じられない」
「これって『アイアンマン2』の社長が持ってたやつだよね!?」
「モックじゃないのか? 早く動いているところが見たい」
「まさかガラスにホログラムシールを貼っただけじゃないよね?」
「iPhoneより高いのか安いのかが問題だ」
「早く動いているところが見たい」
「クール!」
「失くしたら二度と見つからなさそう」

などと、にわかには信じられない様子である。

確かに今までファンタジーの世界にしか存在しないかと思われていたものが、急に目の前に現れてとまどってしまうのは仕方がないことだ。

だが、現実はそんな悠長なことも言ってられなさそうだ。報道によると、透明スマホは早ければ2013年生産開始となるという。Polytron社は生産に向けて、現在、日本、韓国、アメリカなど主要メーカーと調整中とのことである。

(文=沢井メグ
参照元:Tech Bang(中国語)