2013-02-18_150643

中国のカンフー映画と言えばブルース・リーにジャッキー・チェン。中国のコメディ映画と言えばチャウ・シンチー! 日本でも『少林サッカー』や『カンフーハッスル』で一躍有名となったチャウ・シンチーさん監督の新作映画が中国で2013年2月10日に公開されたそうだ。

中国でも人気のコメディ王・チャウさんの新作ということもあり、チケットは飛ぶように売れ、公開一週間で興行収入は6億元(約90億円)に達しようとしている。そんななか、この映画に関してネット上である疑惑が浮上している。なんと映画のラストシーンが日本のゲーム映像の丸パクリではないかというのだ。

注目されているのはチャウ・シンチーさん監督の西遊記をテーマとした映画『西游・降魔篇』だ。中国メディアが伝えたところによると、映画のラストシーンがカプコンが2012年に発売したゲーム『アスラズ ラース』のボス戦のムービーにソックリだという。

問題のシーンは、映画のストーリーの重要シーンではないもののゲーム画面に酷似しているそうだ。ネット上でこの噂が流れると、中国動画サイトに、マッハで『西游・降魔篇』と『アスラズ ラース』の比較動画が掲載され注目を集めた。実際に比較動画を見たユーザーからは以下のようにコメントしている

・比較検証動画につけられたコメント
「うわぁ、マジで一緒だ」
「パクリと言えばパクリだなぁ」
「とんでもないシンクロ率」
「完全に一致。『アスラズ』の方がパクったに違いない」
「『アスラズ』の方が先だって」
「これは認めざるをえないなぁ」
「パクリが何だよ、日本だって三国志でゲームを作ってるじゃないか」
「ちょっとくらいパクったって内容が面白ければいいじゃん。面白さこそ正義」
「下請けの会社がゲーム映像をパクって作ったのかな」
「俺はチャウ・シンチーを信じる!!」

チャウ・シンチー監督の映画は、有名映画のオマージュを織り込むことでも有名だ。オマージュなのか、パクリなのか、それとも偶然なのか……。なお、チャウ・シンチー監督サイドからは正式なコメントは発表されていないという。

(文=沢井メグ
参照元:Youku 八卦快訊天津網(中国語)

▼こちらが中国の検証動画。左上が『アスラズ ラース』、右下が『西游・降魔篇』だ
(中国動画サイト、動画が映らない場合は再読み込みしてください)