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飛行機であなたが仮眠をとったり読書をしようと思ったときに、後ろの席の赤ちゃんが突然泣き出したり、小さな子どもがシートを蹴り続けてきたり……そんな経験はないだろうか? 

子どもが泣いたり騒いだりするのは仕方のないこと。ましてや赤ちゃんなんて、泣くのが仕事だ。でも、それが長距離のフライトだったりすると、正直「ちょっとキツイなぁ……」と思う人もいるかもしれない。

そんな長距離旅行者の悩みを解決するため、2月よりアジアの航空会社「エアアジア」が12才以下は利用できない「子ども禁止ゾーン」を導入したそうだ。

子ども禁止ゾーンこと「クワイエットゾーン」は、「エアアジアX」という長距離路線で導入される。マレーシアのクアラルンプールからオーストラリア、中国、日本行きなど、いくつかの目的地への便が対象だ。

その位置は機体の7列目から14列目、合計63席。プレミアムシートのすぐ後ろで、照明も柔らかな明かりのものを使用している。さらに後方のエコノミーシートとはカーテンやトイレなどで隔たれているので、より静かで落ち着きのある空間を提供されるとのこと。

なお、エリアの座席を利用するには、予約時に8ポンドから32ポンド(約1200円~3200円程度)の追加料金が必要だそうだ。

このサービスについて、エアアジアCEOのアズラン・オスマンラニ氏は、「乗客のみなさんが最小限の雑音とより少ない妨害で、より快適な空の旅を過ごすことが出来るようになります」とコメントしている。

また、「このサービスは子どもの旅行を禁止するものではありません。お客様の好みやニーズによって、あらゆるサービスが提供・選択できるような体制をこれからも強化していきます」とつけ加えた。

これに対し、イギリスの航空会社3社は「このようなプランを導入する予定はない」としている。ブリティッシュ・エアウェイズにいたっては「わが社はどの座席でも、家族連れのお客さまを歓迎しています」と強い口調だ。その一方で、たとえばマレーシア航空が昨年から一部の長距離路線で子供禁止ゾーンを設けるなど、子ども禁止ゾーン設置の動きを見せている航空会社もある。

ちなみに、旅行情報サイト「トリップアドバイザー」で昨年行われたアンケートによると、イギリス人の1/3が「追加料金を払ってでも子供の近くに座りたくない」と投票しており、別の調査でも、53%が子ども禁止ゾーンを支持しているという。

飛行機は公共の乗り物だし、子連れの人にとって、居心地の悪い空間になるのは絶対に良くないことだ。だが長距離飛行の場合、「快適さをお金で買う」という選択肢は、合理的だというのも理解できる……。「子ども禁止ゾーン」の設置、あなたはどう思うだろうか?

(文=uekky

参照元:Air AsiaMail Online(英語)