恋愛至上主義の女性が圧倒的多数を占めるなか、「彼氏を作ろうと頑張るのはもう諦めよう」と、恋愛のマウンドからの戦線離脱を検討している三十路女性もいるでしょう。

恋愛ハウツー本を読み漁り、男性ウケを狙ったファッションで毎週のように合コンに赴き、恋愛運が上がるパワーストーン・パワースポットの類は全て試すなど根気強く励んでいるにもかかわらず、いっこうに成果があがらないと、さじを投げたくなるのは当然のこと!

それに加えて、三十路ともなれば仕事も充実し、経済的にもじゅうぶん自立できています。そういった諸々の事情で、「仕事も楽しいし、彼氏を作らなくても生きていける!」と決意したものの、なんとなく後ろ髪を引かれる思いが湧くのは、「恋愛はしなくてもいいが、チョメチョメはしたい!」という気持ちがあるからではないでしょうか?

やりがいのある仕事を持ち、金銭面にも余裕があれば、彼氏を作らなくても、ほかにいくらでも楽しみは見出せます。しかし恋愛欲が失せたからといって、チョメチョメ欲も失せるわけではありません。公言せずとも、「特定の彼氏は要らないから、ボディパートナーが欲しい」という願望を持つ女性も少なからず存在するでしょう。

では、ボディパートナーを持つにはどうしたらいいのでしょうか? 大前提として、ボディパートナーを持つことに向いているタイプの女性と、不向きなタイプの女性がいます。

まず前者から。「自分のことを好きになってくれる男性を好きになる」という、恋愛において受動的なタイプの女性は、ボディパートナーを持つことに向いています。なぜなら、ボディパートナー男性はチョメチョメが目的であって、恋愛感情は持ち合わせていないからです。「私のことを好きではない貴方のことを、私も好きになることはないでしょう」と、事実を冷静に受け止められる女性は、チョメチョメだけを楽しむことが出来るでしょう。

後者の、ボディパートナーを持つことに不向きな女性は、肉体関係を持つことによって恋愛感情が湧いてしまうタイプです。ボディパートナー男性から「重い」と敬遠されてしまいます。このタイプは、意外なことに、恋愛において能動的な傾向が強いです。「相手がどう思っていようと、自分は貴方のことが好き!」という女性は、ボディパートナー男性がチョメチョメ目的だと明言しているにもかかわらず、一方的に恋心を暴走させてしまいます。片想いをこじらせた経験や、彼氏にフラれた後なかなか想いを断ち切れない。そんな経験がある女性は、ボディパートナーを持とうと思わないほうが賢明かもしれません。

恋愛をいったんお休みし、気ままなチョメチョメライフに身を任せようと検討中の女性は、自分がどちらのタイプか、よく見極めることから始めてくださいね。

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ