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もうすぐバレンタインデー。女子の皆さんはこれからチョコレートの準備を始めることと思います。毎年この時期になると、ラーメン店「麺屋武蔵」がチョコを使った斬新ラーメンの提供を行っています。

その名も「味噌ガーナ」。チョコとラーメンの異色コラボレーションは、今年で5回目を迎える風物詩となってます。はたして今年のお味はいかに!?

記者(私)は2012年版の味噌ガーナにもチャレンジしました。2012年版は豚と鴨の合挽肉を使ったパテと、出汁で炊いた大根を中央に盛り、スープがピリ辛に仕上がっていました。唐辛子や柚子などの薬味をうまく使い、チョコのコクと甘さを最大限に引き立てていたのです。そして迎えた今年の味噌ガーナは、いったいどのような麺に仕上がっているのでしょうか。

・見た目からして質素
2012年版の見た目はまるでケーキでした。あまりにもインパクトが強すぎて、記者の目に焼き付いているのですが、それから比べれば今年は質素。「目を奪う」という印象はありません。

・豚ベースのスープは甘すぎ
まずスープを軽くすすると、ストレートな甘さを感じます。生クリームを使っているそうなのですが、これが結構あとを引く甘さ。正直あまり良い感じではありません。豚骨スープに牛乳を入れて、そこてチョコレートを入れたと思って頂ければ、わかるかと思います。甘さを引き立てるような辛みも酸味もないのです。

・パチパチキャンディーが邪魔
今回は食感を楽しませることがテーマだったようです。羊と豚の挽き肉、カリっと揚げた野菜チップス、そして水分に触れるとパチパチと弾けたようになるパチパチキャンディーが麺のうえにトッピングされています。この組み合わせがあまりよろしくありません。想像してみてください、ラーメンをすすったら口のなかがパチパチとしびれるような感覚に襲われます。これは完全に不要と言わざるを得ないでしょう。なぜパチパチキャンディーを加えたのか?

・最後の最後まで甘い
とにかく今年の味噌ガーナは、味が平坦で「甘さ」一辺倒でした。2012年版のような奥行を感じられず、甘さに次ぐ甘さ。最後に残ったスープには、その甘さが凝縮されているような状況。スープを飲み干すというわけにいかず、半分を残してしまいました。もしかしたら、食感に注力したために、味の統一が損なわれてしまったのかもしれません。

今年で5回目となったコラボメニューの味噌ガーナ。過去5年間一度も食べたことがないという方は、味噌ガーナデビューを果たしてみてはいかがでしょうか。そして来年再びこの時期の味噌ガーナと、食べ比べてみると良いでしょう。なお、味噌ガーナの提供は2013年2月14日までです。

■訪問店舗 麺屋武蔵 二天
住所:東京都豊島区東池袋1-2-4 TⅡビル 1F
営業時間:11:30~22:00(味噌ガーナは14:00から提供)
定休日:無休

レポート:フードクイーン・佐藤
Photo:Rocketnews24

▼ こちらは2012年の味噌ガーナ。柚子の風味がチョコを引き立てていましたbukotsu

▼ そしてこちらが味噌ガーナ2013misoghana1

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東京都豊島区東池袋1-2-4