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年々深刻さを増す中国の大気汚染。その悪影響が日本にも及ぶ心配があるようです。

TBSが報じたところによると、2013年1月17日に過去最悪とされる大気汚染物質が、西日本にも飛来する可能性があると言います。もしもその影響を受けるとすれば、どのような対策をとったら良いのでしょうか? 環境省に聞いてみました

電話したところ担当者は、まず懸念される大気汚染物質の飛来について、「大気の影響で、かならずしも飛来するとは限らない」(電話内容を要約)と説明。そのうえで、有用な情報が掲載されたページがあると、教えてくれました。

その情報とは、「東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測」です。これは九州大学と国立環境研究所によるデータで、これから先三日間の黄砂(こうさ)と、硫酸塩エアロゾル(大気汚染物質)の大気中分布を予想するものです。

担当者は、これを参考にするようにとアドバイスしてくれました。「実際に汚染物質が、日本に到達した場合はどうしたら良いのでしょうか?」と尋ねると、以下のような回答を得ることができました。

・中国の大気汚染物質が日本に飛来した場合の対策
「極力、外出を避ける」
「窓は閉め切った状態にする」
「空気清浄器を利用する」

……とのことです。たしかにこの対策を講じれば、大気汚染物質にさらされる可能性は低くなります。とはいえ、外出を避けると言っても限度があるでしょう。

やむを得ず出かけなければならない場合の対策については、具体的に聞くことができませんでした。とにかく、今後の大気環境が気になる方は、分布予測をチェックしてください。

参照元:東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測,TBSニュース

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分布予測のページはこちら(下段の「Movie on」をクリックするとアニメを見ることができます)