大手ソーシャル・ネットワーキング・サービスの「mixi(ミクシィ)」は、毎年開催している「mixi Xmas」のFacebookページを公開しました。一瞬「え?」と思われた方も多いかもしれません。Facebookもソーシャル・ネットワーキング・サービスです。つまりmixiは、ライバルのサイトに専用ページを設けたことになります。どうやらFacebookとサービスを連動する狙いがあるようなのですが、インターネットユーザーからは困惑しているようです。

実はmixiはこれと同様に、住所のわからない相手に年賀状を送れるサービス「mixi年賀状」についても、サイト登録者に以外にも送付できるようにすると発表しています。したがってmixiユーザーだけでなく、FacebookやTwitterユーザーへも年賀状を送れるようになるのだとか。

さらにはDeNAが提供する「Mobage(モバゲー)」のゲームも、mixiで利用できるようになるようです。会員登録の枠を超えて、サービスを拡充させる狙いがあるようです。その一環で、Facebookにmixi Xmasのページを設けたものと思われます。それにしてもFacebook上にmixiがあるのは、なんだか妙な感じ。このことのついてネットユーザーは「わけわからん」や「やけくそ」、「(mixiの)迷走感を感じる」など、戸惑いを隠せない様子です。

ゲームコンテンツを武器に急成長を遂げたMobageや「GREE(グリー)」。実名登録でビジネスユーザーの多いFacebook。短文投稿で気軽に使えるTwitter。無料通話サービスで定評のある「LINE(ライン)」などなど。SNS市場でやや取り残された感の否めないmixiは、次の一手が必要なようです。Facebookページ開設も苦肉の策だったのでしょうか。

参照元:mixi Xmas