格闘技経験者ならば必ず理解していること。それは「練習をしているヤツが強い」ということだ。たとえ現役時代は強かったとしても、格闘技から離れて時間が経っているならば、おそらく “いま猛烈に練習している奴のほうが強い” と尊敬の念を込めて思っているはず。

街のケンカでブイブイいわせていようとも、リングの上では格闘家にはかなわない。

勘違いしてはいけない。見くびってはいけない。特にコーチはナメてはならない。YouTubeにアップされた動画「A crazy brawler challenges a Muay Thai instructor and got knocked out in 30 seconds」を見れば理解できるはずだ。

どのような経緯なのかは不明だが、とにかく街のケンカ屋とキックボクシング(ムエタイ)ジムのコーチが一戦交えることになった。ケンカ屋はヘッドギア装着だが、コーチはノーヘッドギア。当然である。なぜならコーチなのだから。見届け人の合図で、いざゴング!

序盤、ケンカ屋は “ぶんまわしパンチ” で攻めまくる。街のケンカなら当たっていたかもしれない。一発KOできたかもしれない。だが、相手は百戦錬磨のコーチである。クリンチするとケンカ屋は何も手が出せない。と、ここでコーチの反撃が始まった!

左右のフックから左のハイキックでケンカ屋は派手にダウンした。根性で起き上がるも、コーチはガラ空きの後頭部に右ハイキック! さらに左右のパンチ連打を浴びせまくり、トドメに強烈すぎる左ミドルを叩き込む。当然ながらKOだ。時間にして、わずか約30秒。コーチをナメてはいかんのである。

(文=GO
参照元:Youtube TheKinggaruda