本日、2012年11月15日は「ボジョレー・ヌーボー」の解禁日です! 実は同日、厚木市にある日本で最も歴史のある地ビール会社『サンクトガーレン』の麦を使ったお酒「バーレイワイン」の解禁日でもあるのです。ボジョレーも良いですが、本当にお酒が好きという方は、ぜひバーレイワインに挑戦して頂きたい。できることなら解禁日の今日、飲んでみるべしッ!!

バーレイワインとは麦を使ったワインのことを指します。発祥の地イギリスは、気候が寒冷なためにぶどう栽培ができませんでした。そこで麦とホップと水を原材料に麦のワイン作りが行われるようになったのです。

見た目はビールと同じように見えます。しかし、長期熟成しているため味に深みがあり、アルコール度数も高め。濃く力強い味が好みの方であれば、きっと気に入るに違いありません。

ちなみに記者(私)は、15日0時に「悪魔(ディアブロ)」の名を持つ大麦ワインと、「天使(アンヘル)」の名を持つ小麦ワイン(ウィートワイン)を飲んでみました。通常のエールビールの4倍の苦味と2.5倍の甘さを持つディアブロは、ビールとは似て非なるもの。力強い口当たりに、思わず「おお」と驚いてしまいます。それでもビール好きなら絶対に美味しいと思える味わいなのはびっくり。ゴクゴク飲むというよりも、少しずつ飲んで味を楽しみたいと感じます。

一方のアンヘルは、ディアブロと比べて色が薄くまろやかな口当たり。ディアブロに比べて苦味も控えめで、優しい印象を受けます。どちらかと言えば女性におすすめしたいタイプ。ただし、アルコール度数はディアブロ(9.8パーセント)より高い10パーセントなのにゴクゴク飲めてしまうまろやかさなので、飲みすぎに注意を。

ボジョレー・ヌーボーを楽しみにされていた方も多いと思いますが、今年はひとつバーレイワインもお試しあれ。もちろんビール好きなら、きっと飲んでよかったと思える味なはず。今年は例年の二倍楽しめると思って頂ければ幸いです。

ちなみに飲んでみたアンヘルとディアブロはサンクトガーレンの通販でも購入できますが、もう予定の半数以上が売れているそうなので絶対飲んでみたい!という人は急いだほうがいいかもしれません。

試飲:サンクトガーレン『ディアブロ』 『アンヘル
撮影:クルラホーン
レポート:フードクイーン・佐藤
Photo:Rocketnews24