幼少の頃、ミニカーで遊んだという経験をお持ちの方も多いはず。「ブーン!」と言いながら、ミニカーを縦横無尽に走らせたのではないでしょうか。それを進化させたカーレースが開催されました。その名も「VOICE DRIVER CUP」です。これはiPhoneのマイクに「ブーン!」と叫ぶと、マシンが走り出すというもの。ジャパングランプリはすでに終了しましたが、インターネットを使った世界大会が2012年11月17日に行われますよッ!

このカーレースは日産の協力のもと、ボイスドライバー製作委員会が手がけたものです。モータースポーツのワクワク感を誰にでも楽しんでもらうために、構想に一年をかけて実現したのだとか。マシンを走らせるために、複雑な操作はいりません。アプリを内蔵したiPhoneに向かって「ブーン!」と叫ぶだけ。

11月10日には、日産グローバル本社ギャラリーに全長60メートルのサーキットが用意され、ジャパングランプリが開催されました。参加者の年齢層はとても幅広く、大人から子どもまでがレースを楽しんでいました。声量のある大人の方が、子どもよりも圧倒的に有利なのでは? と思われるかもしれませんが、結果はそうではありませんでした。伸びやかな声を持続的に出せる子どもの方が、総じて良い結果を出したのです。

記者(私)も実際に挑戦してみたのですが、ゴールすることさえできませんでした。というのも、マイクから離れすぎていたために、マシンがまったく走らず、小学生に大敗するという情けない結果に……。

ちなみにこのレースは、11月17日に世界大会が行われます。インターネットを使用して、遠隔ドライブができるようになるのだとか。世界中のネットユーザーとタイムを競い合うことになるそうです。興味のある方はぜひともチャレンジしてみてください。

レポート:フードクイーン・佐藤
Photo:Rocketnews24
参照元:VOICE DRIVER CUP

▼ 全長60メートルのサーキット

▼ iPhoneに向かって「ブーン!」と叫ぶ

▼ 車体は日産を代表するスポーツカー「フェアレディZ」を採用

▼ 大人が有利かと思いきや、小学生が優勝しました

▼ 記者も挑戦しましたが、マイクから遠すぎてまったく走らず……