以前、青すぎる焼そば「痛焼そば」についてお伝えしました。この商品は麺が青いため、非常に食欲が失せる見た目をしていました。美味しかったけど。今回は、それに負けない驚きのフードメニューをご紹介しましょう。

すでにご存知の方もいるかもしれませんが、東京・原宿のニコニコ本社2Fカフェには「食欲減退ブルーカレー」というのが存在します。

現物を見てビックリ。どう見ても青い絵具にしか見えないのです。さらに衝撃メニューを発見! 激マズ汁『極み』は一杯3000円と高額なうえに、どうしようもないほどマズイ。なんでこんなメニューを置いてるの……。

・その名前の通りに食欲をなくす青さ
「食欲減退ブルーカレー」、その名前が示す通り、青いものは人間の食欲をなえさせてしまうそうです。ダイエット用に青色の眼鏡が販売されているくらいですから、これは間違いなさそうです。食べ物の見えない。食べられるかどうか不安です。

・味も匂いも感じない
さらに驚いたのは、視覚効果が他の感覚まで麻痺させてしまうことです。何か匂いがするはずなのですが、嗅いでも嗅いでも何も感じない。食べても味がしないような気がします。不思議ですねえ、おいしいのかまずいのかさえもわかりません。色が人間に与える影響は思った以上に大きいようです。とりあえず完食しました。

・激マズ汁『極み』(3000円)のマズさは異常
何だか食べた気がしなかったので、もうひとつオーダーしてみることに。それは激マズ汁『極み』という怪しげなメニューです。しかも3000円と高額。何かはわかりませんが、とにかく頼んでみました。

・本来は罰ゲーム用のメニュー
お店の人の話によると、これはグループで頼むものなのだとか。罰ゲームでこの激マズ汁をオーダーしたり、店内のステージで配信しているニコ生ユーザーに、意地悪で出したりするのが、本来の使い方だそうです。したがって、意図してマズく作っているそうです。

・魚と酢とアイスクリームが混ざり合った味
実際に飲んでみました。まず匂いですが、ほぼ無臭。若干甘い香りがするのは、おそらくてっぺんに乗ったストロベリーアイスによるものでしょう。そして、ストローで吸ってみると、魚臭い! 口のなかに魚の匂いが充満します。そして、その後を追うように酢の酸っぱさを感じます。忘れた頃にアイスの甘さが。

ダメだろ! この三つの味をひとつにしてはダメだろ! 激マズとわかってたけど、思った以上にマズい!! クソッ! これで3000円か。高すぎてもったいないから飲んでやるッ!! 悔し紛れになんとか飲み干しました。やっぱりお店の人がいうように、ゲーム感覚でオーダーするのが正しいようです。

奇抜な料理を味わってみたいという方は、ニコニコ本社2Fのカフェで、ブルーカレーと激マズ汁に挑戦してみてはいかがでしょうか。

レポート:フードクイーン・佐藤
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▼ これがブルーカレー。にょろっとしたのはたまねぎだったと思われる。青色に視覚をハックされて、何を食べているのかわからなくなった

▼ ルーはどう見ても絵の具の青色にしか見えない

▼ これがカレーとは、目前にしても信じられない……

▼ こちらが激マズ汁『極み』3000円。高級カクテルに匹敵する価格

▼ 上から見たところ。表面の泡が飲む気をなくさせる……

▼ 未体験の方はニコニコ本社2Fへ

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