アメリカ人はなんでこんなにもピーナッツバターが好きなのだろうか(ベーコンもね!)。実際、アメリカの友人宅に行ってみると、朝からパンとピーナッツバターが出てくるし、ファーストフード店に行けば、ピーナッツバターたっぷりのハンバーガーが出てきたりする。アメリカ人の友人はセロリやリンゴなどに塗って食べているし、「どんだけピーナッツバターが好きなんじゃ、このヤロ」と言いたくなる。

そんなある日のこと、友人と共に「WHOLE FOODS MARKET」というスーパーマーケットに行った。このスーパーはどちらかというと、小金持ちな人が行くスーパーで、オーガニックな商品などが買えるスーパーだ。

そして、そんなオシャレスーパーに「ピーナッツバター製造機」というものがある。これはボタンひとつで、瞬時に出来立てのピーナッツバターが出てくる代物で、アメリカ人だけじゃなく米国在住の日本人にも人気なのだとか。

そんなピーナッツバター製造機でどんだけ美味しいピーナッツバターが作れるのか?

早速筆者はこの機械でピーナッツバターを作ってみることにした。作り方は超簡単だ。透明のケースを機械に設置してボタンを押すだけ。するとソフトクリームのようにピーナッツバターがグニュグニュ出てくる。匂いも香ばしくて最高だ。そして、出来立てのピーナッツバターを食べてみると……

「ゲゲゲ…これはおいしい!! 」

ピーナッツの風味と香ばしさが口の中に広がり、「ピーナッツバターさん、今までどうでもいいって言ってごめんなさい」という気持ちに駆られる。これはもう今まで食べてきたピーナッツバターとは全く違うモノなのである。ちなみに今回は甘さナシのピーナッツバターを作ってみたが、これならどんな料理にも合うのではないかと勝手に思ってしまった。

ということで、みなさんもアメリカに訪れた際は騙されたと思って一度この製造機を試して欲しい。ピーナッツバターへの偏見が180度変わるはずだ。

(文=写真 Yoshio)