1日の平均乗降客数は約320万人以上と、利用者数世界一を誇る東京・新宿駅。最寄の西武新宿線の利用者を含めると、1日でのべ340万人以上が利用する巨大駅だ。ただでさえ、目的地にたどり着くのに苦労するほど広大なのに、駅舎がさらに広くなることが判明した。

地方から駅を訪れる人にとっては、駅から出ることさえままならない。東京都民だって迷ってしまうというのに……。インターネットユーザーからは、「これ以上カオスになるの?」と不安の声が上がり、新宿駅恐怖症を自負する人は「怖い……」と、おびえ切っている。一体どうなってしまうのッ!?

現在同駅は、新南口とサザンテラス口の間で工事が進められている。駅ホームの真上にあたるこの場所には、「交通結節点」と呼ばれるバス乗り場やタクシー乗り場が設けられる。平成18年に着工、平成27年に完成を予定している。

完成すると現在の工事箇所は、1F「ホーム」、2F「歩行者広場、駅施設」、3F「タクシー乗降場、一般車乗降場」、4F「高速バス関連施設」へと変貌をとげる。もちろん利用者の利便性向上を目的に、工事が進められているのだが、駅舎は今にも増してデカくなるのである。

このことについて新宿駅恐怖症の男性は、「怖いですよ……。今でさえ迷子になって、「またココに来た!」と思うことが頻繁にあるのに、どうしろって言うんですか~……」とおびえている。またネットユーザーからは、「もうこれ以上複雑にならないでくれるかなー」「これ以上規模拡大されたらアタイますますダンジョンで白骨化だよ」「やがて代々木駅と合体して超新宿駅に」などのコメントが寄せられている。

新宿駅の利用が不慣れな人にとっては、迷路・迷宮と呼ぶにふさわしいほど広い。せめて案内表示が多めに設けられることを願うばかりだ。

参照元:日本経済新聞,東京国道事務所