現在もっとも勢いのある政党として、先ごろ結党したばかりの「日本維新の会」が注目されている。大阪市長の橋下徹氏が党代表を務め、次期選挙で議席を獲得するものと期待が高まっているのだが、その名称が商標出願されていることが判明した。出願していたのは、発明家として知られるドクター中松(中松義郎)氏である。このことにいち早く気付いた知的戦略コンサルタント永井武氏は、Twitterで次のようにコメントしているのだ。

「日本維新の会の商標出願をH23年12月16日に「中松義郎(ドクター中松)」氏がしていることを見つけてしまいました。 マスコミでは、まだ報道されていないようです。 大阪維新の会・橋下徹さん? 商標戦略は大丈夫でしょうか? 気をつけてください」(Twitterより引用)

・永井氏の発言に対するインターネットユーザーの反応
「本当ならばなぜ出願したし」
「さすがw」
「なんたる抜け目のなさww」
「ドクター中松が入党すればOK」
「さすがドクターw」
「でかした、ドクター中松!!」
「これ笑っちゃうね」
「マジかよwww」
「すごいw」
「ドクター中松、やるな!」
「本当に天才かもしれない」

……など、中松氏のしたたかさに、衝撃を受ける人が続出している。実際にインターネット上で調べてみると、永井氏の指摘通りに中松氏は平成23年(2011年)12月16日に商標出願している。しかし、平成24年(2012年)8月24日に「拒絶査定」されているため、「日本維新の会」は商標登録されなかったようだ。なお、中松氏はこのほかにも出願しており、「東京都維新の会」と「平成維新の会」の登録が完了している。

それにしても中松氏は、何か画策があって商標出願を行ったのだろうか。彼の思惑が気になるところである。

参照元:Twitter @tnagai2011,特許電子図書館

▼ 商標出願は拒絶されている