東京駅といえば、たくさんのグルメスポットがあることで有名である。エキナカやグランスタ、八重洲地下街もそうだ。もちろんどの店も美味しいが、お店によっては「いいお値段」だったりすることも多い。しかし逆に「美味しいのに安い店」も存在する。

東京駅近辺で、国産牛を超低価格で食べられる焼肉店を発見。そのお店の名前は『スエヒロ館』。東京駅の八重洲北口から歩いて2~3分という好立地でありながら、霜降りの国産牛特選カルビが580円とかなりの激安。これはちょっとありえない価格である。

・安いけど味に妥協ナシ
重ねていうが、普通の肉でさえ580円以上の価格で出している焼肉店があるなか、ここの肉は破格値である。さらに「霜降りの柔らかいカルビがこんなにこんなに安くていいのか? しかもここ東京駅だぞ!?」と思ってしまうほどの肉質。

高級焼肉店の特上カルビとまではいかないが、霜降りの度合いと肉の旨みから計算するに、他店では980~1500円ほどで提供される肉質をしている。牛肉の産地も入り口に表示してあり、そういった点でもポイントが高い(訪れたときは鹿児島産だった)。

・タレの種類も豊富
タレも辛口や甘口、レモン汁といった基本的なものから、柚子胡椒やおろしなどちょっとこだわったものまである。また、コチジャンやおろしニンニクなどもパックで一つひとつ小分けになっているものがテーブルに常備されており、とっても衛生的だ。

また、岩塩やわさびも小皿で提供され、「肉を美味しく食べてもらいたい」というお店の気持ちがかなり感じられた。高級店だとお店こだわりのタレと塩だけということもよくあるが、たくさんあるなかから客が好みの味を自分で選べるのは嬉しい。

・カジュアルに美味しい豊富な種類の肉が食べられる
お店の雰囲気はファミリー向けの焼肉店といった感じ。そういうお店で霜降りの国産牛をメインにリーズナブルに食べられるのも、いちいちかしこまらずに済むので良い。また、国産牛以外にもタンやハラミもあり、キムチの盛り合わせ(380円)やさくらユッケ(580円)も安くて美味しい。

立地がここまで良くて味もバツグン、そして安いと三拍子揃った店はなかなか無いのではないだろうか?八重洲のバスターミナルにもほど近いので、これから高速バスで帰るまでの腹ごしらえにも丁度いいと思う。

ちなみに記者は国産牛の盛り合わせと牛たん盛り合わせなどを注文、お腹いっぱいになるまで食べて2人で4000円ほどだった。東京駅以外には高井戸駅、武蔵小金井駅にもあるようなので、近くで焼肉をリーズナブルに食べたいという人は一度行ってみるといいだろう。

参考リンク:スエヒロ館
写真:ロケットニュース24