放浪好きなら一度は憧れるのが「キャンピングカーでの生活」だ。気の向くままにクルマを走らせ、テキトーな場所で夜を明かす。誰も俺を縛ることはできない。俺は自由だ、フリーバードだーぁっ! ……と妄想するのは毎日である。

だが、ふと疑問に思う。トイレ付きのキャンピングカーに溜まった汚物は、果たしてどこへ行くのだろうか……と。バキュームカーを呼んで汲み取ってもらうのだろうか?

ということで調べてみると、答えはアッサリと見つかった。どうやら、「カセットトイレ」なるシステムで汚物処理をしているようだ。

どのようなシステムになっているのかは、動画「How to empty a motorhome toilet cassette」をご覧いただくのが手っ取り早い。車内トイレで足した用は、カセット式の汚物収納庫に保管される。

そして、汚物が溜まってきたところで、車外からカセット式収納庫を取り出し、中に入っている汚物をトイレへ流す。その後、軽くすすいだりもしつつ、専用の消臭剤を入れてフタをしてクルマに戻す……といった流れのようだ。うまくやれば手を汚さずに処理することが可能であろう。

しかしながら、消臭剤を使ってもニオイが完全に消えるわけではない。見ていられないほどに辛そうなトイレ処理動画「Camper Toilet worst job ever cafetime cz」をご覧いただければ、そう楽な作業でないことがお分かりいただけるはず。

自由に犠牲はつきものである。多少のニオイくらい、どうってことない。次なる疑問は「完全にキャンピングカーに住むことは可能か」ということであるが、それはまた次の機会にお伝えしたいと思う。俺は自由だ、フリーバードだーぁっ!

(文=GO
参照元:Youtube motorhomegroup

▼日本のキャンピングカーでもこの方式が多いらしい

▼あまりにも苛酷な汚物処理映像