あなたは枕元でスマホやタブレット端末を使用していないだろうか? とある研究者の調べで、就寝前にこれらを使うことが体に悪い影響を与える可能性があることが判明した。特に10代ではその影響が深刻であり、睡眠の質を低下させることになりかねない。少なくとも2時間前には、使用を控えた方が良いようである。

ニューヨークのレンセラー工科大学にある「ライトニング・リサーチ・センター」の研究によると、就寝前にバックライトディスプレイを見続けていると、「メラトニン」と呼ばれるホルモンの分泌に影響を与えるという。メラトニンとは、脳の松果腺と呼ばれる器官から分泌するホルモンで、生体リズムと密接に関係している。

メラトニンの血中濃度は、日中低く夜間に高くなる。センターが独自に行った実験の結果、就寝前に60分間タブレット端末やゲームをした被験者は、メラトニンが日光を60分間浴びたのと同じように抑制されたという。さらに2時間ディスプレイを見続けた場合には、抑制される数値は飛躍的に高まったそうだ。

人間をはじめとする多くの生物が、生体リズムをメラトニンによってコントロールしている。これが崩れることにより、睡眠に異常をきたし引いては健康にも影響が出てくるようになるそうだ。10代では、その影響がさらに深刻なものになるという。

スマホやタブレット端末だけでなく、バックライトでディスプレイを表示する機器(たとえばノートPCなど)で同じような傾向が見られた。ただしアマゾンのKindle(初代)をはじめとする電子書籍リーダーでは、これらの傾向が見られなかったそうだ。

寝る前にメールをチェックしたり、映画やゲームを楽しむという人も多いはず。2時間前から一切使用しないという訳にはいかなくても、せめて就寝前の使用時間を見直した方が良いかもしれない。

Photo:Rocketnews24
参照元:MailOnline(英語)