虹は太陽光と空気中の水滴によってできる自然現象だ。雨あがりの空にかかる半円状様子はよく「架け橋」にたとえられる。美しくメルヘンチックな存在である。

だが、そのメルヘンな虹が燃えているのをあなたは見たことがあるだろうか。去る7月31日、アメリカで「燃える虹」が目撃されたと話題になっている。

その様子は動画「Strange “Fire Rainbow” Cloud Appears Over South Florida – July 31, 2012」に収められている。

「燃える虹」の姿が捕らえられたのはフロリダ州である。空にたなびく虹色の物体。レインボーカラーをしているが、虹のように輪にはなっていない。しかも、時折、炎が燃えているかのようにユラユラとゆらめくのである。

この不思議な空の様子に現地の人々は目を奪われたそうだ。ネットユーザーも「とてもキレイ」「なんだか怖い!」「UFOなんじゃないか!」とこの美しくも、どこか恐ろしげな光景に興味津々だ。

実のところ、この「燃える虹」は火でもなければ虹でもない。これは雲だ。正式名称を「彩雲(iridescent clouds)」という。ほぼ均一な水滴でできた雲と太陽光が織り成す自然現象だそうだ。

アジアでは吉兆だとされる彩雲。素敵なことの前触れであってほしい。

参照元:Youtube Sheilaaliens