ロンドンオリンピックで、決勝まで勝ち進みながらも王者・中国に完敗した女子卓球団体。決勝は残念だったが、それでも日本卓球界に初めてオリンピックメダルをもたらした功績は素晴らしいの一言。日本中が彼女らの健闘を称えた。

一方、日本に完全勝利した中国はどうだろう。なんと中国でも、試合中に多くの中国人が日本チームを応援していた。中国が勝ったあとも「銀メダルおめでとう!」という声が出ているというのだ。

8月7日は、男子ハードルのエース劉翔選手が棄権、女子バレーは日本に敗北と中国にとってあまり面白くないニュースが続いていた。そんななかで、卓球女子団体・中国VS日本の決勝だ。中国人も熱くなっていてもおかしくない。

しかし、現地では意外なことに日本チームを応援する中国人がいたそうだ。実際に上海のあるカフェでは、テレビ中継に向かって中国人達が「(中国人選手に向かって)お前誰やねん!!」「愛ちゃん頑張れ!」と福原選手を応援しているのが目撃されている。店は完全に福原選手応援ムードだったという。

また、ネット上でも卓球に関しては

「銀メダルおめでとう!」
「日本選手はみんな可愛い!」
「アイドルみたい」
「愛ちゃんとカスミンに萌えええええ」
「中国VS日本の試合は、オッサン3人がカワイイ女の子をいじめてるみたいだった」
「カスミンにも中国に来てほしいな」
「日本チームが負けてなぜか悲しい……」
「健闘した日本に拍手を送りたい! もちろん中国にも!」
「表彰台での笑顔がすばらしかった、今後スポーツ界でこんな笑顔が増えたらいいな」

という温かいコメントが多い。

もちろん、全ての中国人が日本チームを支持しているわけではない。なかには「小日本(日本の蔑称)ザマァ」というようなコメントも見られる。しかし、表彰台に登った両国の選手のすがすがしい表情はどうだろうか。

対日、対中感情は良くないと言われているが、女子卓球代表のようにお互いを称えあう、そんな未来を願わずにはいられない。

参照元:21cn.com(中国語)

▼こちらが中国チームの面々だ