宮城県・仙台市の私立高校でいじめを受けていた生徒が被害届を提出した問題で、驚くべき事実が明かされ、ネットユーザーは憤慨している。その事実とは、火のついたタバコを腕に押し付ける「根性焼き」と呼ばれる行為が、合意のうえで行われていたと学校側は認識していたという。

このことについてネットユーザーからは、「誰が何と言おうとその学校はクソ」「頭おかしい」などの批判が続出しており、収拾のつかない状況となっている。

読売新聞が報じるところによると、学校は生徒保護者からいじめの相談を受け、7月中旬に校内に調査委員会を設置した。いじめたとされる生徒に事情を聞くと、被害を受けた生徒は自らタバコの火を腕に押し付けたと説明。一方被害を受けた生徒も、自分から頼んだと話したそうだ。これに基づき、自傷行為もしくは合意のうえで根性焼きを行ったと認識したという。

このことに、ネットユーザーは次のように反応している。

■「根性焼き」を合意のうえと認識していた学校に対する、ネットユーザーの反応
「誰が何と言おうとその学校はクソ」
「頭おかしい」
「同意傷害も判例によれば違法」
「そんなドMいねーから」
「そりゃ本人はそういうに決まってる」
「これは「合意」でもあかんだろう」
「教師がそれで納得するレベルの学校なんだな」
「いじめが発覚することに対しての不寛容がいじめを生んでいるってことだよなこれ」
「これは酷い。自主退学を促したのも酷いが、根性焼きを合意(もしくは自傷行為)として対応するとは」
「こんな常識が通ったら、いじめはほとんど正当化できる」
「この学校あたまおかしい」
「合意な訳ないだろ」
「ちょっと意味がわからない」
「合意ならオッケーなの?」
「マジどうかしてる んな訳あるかい」
「なんなんだ、この学校は」
「ちょっとまて」
「どういう認識だよ」
「狂ってるよ、これ。もっとマシな言い訳出来ないのか?」
「ふざけるな! 合意なわけないだろ!」
「本当だとしたらシャレにならない」

……などの厳しいコメントが多数寄せられている。学校側は被害届提出を受けて再調査するとしている。

そもそも、被害届提出にいたったのは、学校側が被害を受けた生徒にい対して、自主退学を求めていたからだ。2012年8月6日までに自主退学しなかった場合には、退学処分にする用意があったとのこと。いじめと認識していなかった理由として、「自傷行為」もしくは「合意のうえ」との見解を示しているのだが……。

学校側のいうように、もし仮にいじめと断定できなかったとしても、この問題を解決するつもりがあれば、被害を受けた生徒に自主退学を促すだろうか? また教諭たちは、腕に20カ所ものやけどのある生徒を見て、「何かおかしい」と感じなかったのか? いずれにしても、徹底した再調査を願うばかりだ。

参照元:読売新聞