7月31日、オリンピック女子卓球の個人戦が行われた。日本代表の福原愛選手は準々決勝で世界ランク1位の中国の丁寧選手にストレート負け。メダルには手が届かなかった。悔しくて泣いてしまった福原選手。そこへ中国人記者が慰めに来たそうだ。 

すると福原選手は「さっきまで丁寧選手を応援してたのに、今度は私を慰めるってどういうこと?」流暢な中国語で冗談ぽくコメント。このコメントに全中国が萌えキュン状態だという。

福原選手の発言を見て「中国人相手にそんな皮肉言っちゃって大丈夫!?」と心配した人もいるかもしれない。しかし、中国のネットユーザーは怒ったりはしなかった。むしろ大変好意的に受け止めているのだ。

【福原選手の発言への中国ネットユーザーの声】
「可愛い!」
「愛ちゃん萌えぇぇぇ!!」
「大きくなったねぇ」
「もう本当に可愛いんだから!」
「愛ちゃんはユーモアがあるなぁ」
「愛ちゃんに日本大使になってほしい」
「中国が勝ったのは嬉しいけど、愛ちゃん負けちゃってなんか複雑だわぁ」
「方言がマジ可愛いんだけど」

しかも、福原選手は泣いたあとだ。冗談めかして言う姿は、きっと少しすねた女の子に見えたのだろう。また、福原選手のちょっと舌足らずな話し方と中国の東北訛りにもキュンキュンしているようだ。

あまりにも流暢な中国語に、今更ながら「愛ちゃんって日本人だったの!?」「中国人だと思ってた」という声も見られる。よく知られるように日本と中国の間には多くの摩擦がある。だが中国人にとって「福原愛」とは、日中間のあつれき云々というより、ひとりの卓球少女と映っているようだ。

福原選手も以前、中国のプロリーグで戦った実績がある。また、小さな頃から何の偏見もなく中国で卓球を学んだ。中国側もそんな福原選手のひたむきな姿を見て日本人への偏見を抱かず見守ってきたのかもしれない。

なお、福原選手は8月3日に行われた団体戦に参加。アメリカを破り8強入りを果たしている。活躍に日本人も中国人も大注目だ。

参照元:Youku 毎日新聞報、Youtube YvaineJing

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