2012年は天体観測の当たり年と言われている。5月の「金環食」、6月の「金星の太陽面通過」、いずれも日本中が注目する世紀の天体ショーだったのだが、7月も見逃すことができないぞ! なんと三つの星がほぼ直線状に並ぶのである。7月25日の夜(20時半頃)は西の空を見よ!

詳細な天体情報を伝えるサイト「つるちゃんのプラネタリウム」によると、同日直線状に並ぶのは月・土星、そしておとめ座の一等星「スピカ」である。観測場所が東京の場合、20時30分頃の南西寄りの西の空(240度)に、土星・スピカ・月の順にあらわれる。また、少し西寄りの空には火星も出現する。

この先一週間は天候に恵まれそうなので、三つの天体を同時に見ることができるのではないだろうか。また8月22日(19時30分:東京)には、この四つの天体がさらに寄り集まって見えるとのことだ。

ちなみ中国では7月15日に、月・木星・金星が「スマイルマーク」のように見えたそうだ。いずれにしても、7月25日・8月22日には必ず夜の空を見上げて頂きたいものである。

参照元:つるちゃんのプラネタリウム

▼ 2012年8月22日の空(東京)、四つの天体が集結