東京・上野動物園で初めての自然交配で誕生した赤ちゃんパンダ。残念ながら出産6日目で突然亡くなってしまった。動物園関係者はもとより、一目見たいと願った多くの人々が早すぎる死を悼んだ。同園には献花台が設けられており、花をたむける人があとを絶たないそうだ。

実は赤ちゃんパンダが亡くなったことにより、思わぬ事態に直面した漫画家がいる。漫画週刊誌の最新号で、パンダを題材にした作品を発表した角光先生は、連載スタートを前日に控えた状況で、赤ちゃんパンダの死亡を知ったのだ。

角先生の作品『パンダのこ』は週刊チャンピオンで連載がスタートした。掲載号の発売前日に亡くなったと知った角先生は、Twitterで次のように発言している。

「明日、私のパンダ漫画が連載スタート という時にパンダの赤ちゃんが亡くなってしまいました… 本当に、本当に残念です… 」(Twitterより引用)

かなりのショックを受けたようで、このニュースを知った日(2012年7月11日)はこれ以上のつぶやきはなかった。そして翌日、気を取り直して次のように投稿している。

「本日発売の週刊少年チャンピオンにて『パンダのこ』というパンダ漫画が始まります 先日、残念ながら赤ちゃんパンダが亡くなってしまいました。赤ちゃんを見たかった人達が大勢いると思います 可愛いパンダを見せたい。そんな思いでこの漫画を描きました。 実物には敵いませんが良かったら是非」(Twitterより引用)

急死は本当に残念だ。角先生の心中を考えると、察してあまりあるものがある。しかし角先生は、連載開始の決意を新たに「読者がいる限り描き続けます」(Twitterより引用)と宣言している。赤ちゃんパンダが生きたはずの今日、そして明日、さらにはこの先の未来まで、描き続けて頂きたい。角先生のこれからの活躍に期待しよう!

参照元:Twitter @hikari_sumi