人気漫画『銀魂』が大好きすぎるロシア人男性(通称:銀さん)が、日本にやってきてから早1カ月が過ぎた。5月末に来日し、滞在期間を延長してまで日本を堪能したのである。その彼もとうとうアメリカ・ニューヨークへ帰ることに。別れを惜しんで「銀さんさよならパーティ」を開催、当日はたこ焼きの焼けるお好み焼き店を訪れ、人生で初めてのたこ焼き体験をしたのだ。それにしても最後くらい銀さんの格好で来いよ……。

■全然日本語は上達せず
都合1カ月半滞在した銀さん。実は大学で1年半日本語の勉強をしていたとのこと。だが、その学習成果を発揮することはなく、また滞在中も英語でまくし立てるように話すばかり。常時同行していた私(佐藤記者)は、わかるふりをして彼の英語を聞いていた。どうやらそれがいけなかったようで、全然日本語を習得するには至らなかった。

■日本食に触れてもほとんど感動せず
滞在中は、ラーメンや寿司、そしてお好み焼きなどの日本の食文化に触れる機会を、何度か提供したつもりだった。だが、「おお!」と驚くこともほとんどなく、また味に感動するということもなかった。地元NYに日本食を提供するレストランがいくらでもある。おそらく初めて見るものは乏しかったのかもしれない。もう少し喜んで欲しかった……。もともと感動が薄い性質なのか?

■サブカルチャーには反応
とはいえ、コスプレパーティやクラブなどのサブカルチャーには大変刺激を受けており、私と合流する以前から連日クラブ通い。自身もDJをするためか、単独で行動することもしばしば。これらの経験を糧に、DJプレイやコスプレに磨きをかけていくことだろう。

■思った以上にたこ焼きを上手に焼けた
さよならパーティは、東京・新宿のお好み焼き店「本陣」へ。ここは珍しくたこ焼きの焼けるお店。以前私もたこ焼きを焼くことに挑戦したのだが、かなり難しかった。ところが銀さん、初めての経験であるにも関わらず、かなり上手に焼いてみせたのである。多少の手ほどきを受けただけで、器用にたこ焼きピック(先端の尖ったたこ焼きを引っくり返す道具)を操ってみせた。さすが手先が器用だ。そうでなければコスプレの衣装を作ることもできない。

■最後はやっぱりバーとクラブへ
結局最後は、通い詰めていたバーとクラブへ行って会は終了。以前の会ではぶっ倒れたのだが、今回はそういうこともなく朝まで楽しんだ。銀さんは帰国したのちに英気を養って(お金を貯めて)、再び日本に来たいと言っている。今回会う機会のなかった方は、次回彼との接触を試みて欲しい。それまでしばらく『銀さん旅日記』はお休みしたいと思う。再開予定は不明だが、そのときまでご機嫌よう。

銀さんのTwitter: http://twitter.com/#!/skv012a
銀さんのFacebook: http://www.facebook.com/skv0ra(ログイン必要)
Photo:Rocketnews24
レポート:フードクイーン・佐藤

▼ 見よう見まねでも、上手にたこ焼きを焼く銀さん

▼ わからないのに、裏の焼け具合を見ている

▼ 同席した粉物好きのNさんが上手に仕上げてくれました

▼ 銀さんの焼いたたこ焼き。かなり上手

▼ おいしかったです

▼ 銀さん、次の来日でまた会おう