2002年日韓ワールドカップで、日本で一躍有名になったサッカー選手・デビッド・ベッカム。現在彼は母国イングランドを離れ、アメリカのロサンゼルス・ギャラクシーというクラブチームでプレイしており、今も多くのサッカーファンのハートを熱くさせている。

そんな世界で大人気のサッカー選手ベッカムが、先日サンノゼ・アースクエイクスとの試合のなかで、反則行為を行ったとしてイエローカードを食らってしまった。しかしこれを見たネットユーザーからは批判どころか、賞賛の声が鳴り止まない状態となっている。一体これはどういうこと?

事の経緯はこうである。

試合中、4対3で1点リードしていた相手チームのクロニンという選手が、接触プレーの後、ピッチ上に倒れこんでしまった。ベッカムはこれを遅延行為と思い頭にきたのか、その選手めがかて、15メートル以上も離れたところからボールをキック! すると、なんとそのボールがクロニン選手に見事ヒット! 審判はこれを反則行為として見なし、ベッカムにイエローカードを出した。

「David Beckham fights with San Jose and Mascot 」という動画にも映し出されているこのベッカムの超正確なキックには、多くの海外ネットユーザーが驚いており、動画には次のような賞賛コメントが寄せられている。

「世界レベルの正確さ」
「紛れもなく世界最高のプレイヤーのひとり。彼を使わないなんて、イングランドはどうかしてるよ」
「倒れこんでいる選手『あー、痛くて立てないよ~』。ボールがこの選手にヒット。倒れこんでいる選手『誰だ!俺にボールを当てたのは!』。立ち上がって、走る。これでベッカムにイエローカードを出すなんて、おかしいよ!」
「ボールが当たった途端、あの選手回復してるじゃん!」
「ベッカムみたいな伝説的選手は、オリンピックに出るべきだよ。イングランドの監督はホントだめだな」
「こんなことしてもイケメン!」
「ベッカムは凄い! やっぱり史上最高のフリーキック選手だね」
「ボールが当たって、いかにすぐに相手選手が立ち上がっているのか、見てみろよ!ベッカムはこのバカが、嘘で倒れこんでいたのが分かってたんだよ」
「ベッカムはボールで人を癒す力を持つ」

ちなみにこの試合の前に、ベッカムのロンドン五輪イングランド代表落選が発表されており、それに彼はイライラしていたという声もある。

倒れている選手に向かってボールを蹴るという行為は確かにいただけないが、やはりその神がかったベッカムのキックには驚かされてしまう。これからもその素晴らしいキックで、世界のサッカーファンたちを魅了し続けてくれることを切に願いたい。

(文=田代大一朗

参照元:YouTube/ESPN

▼こちらがその動画