サッカーの試合におけるゴールキーパーの自殺点は、哀愁ただよう芸術だ。単なるミスではなく、守護神自らが自軍のゴールにボールを入れてしまうという「まさか」の展開。絶対に犯してはならぬタブーを犯してしまった時のゴールキーパーの表情は、絶望的でもあるが人間らしくてステキである。

ということで今回も絶望に満ち溢れるゴールキーパーのすがたをご紹介したい。YouTubeにアップされた動画のタイトルは「Stupid Own Goal by Goalkeeper」である。その内容とは……

強烈なロングシュートを真正面で弾いたゴールキーパー! すばらしくファインセーブなのだが、一瞬にしてボールを見失ってしまったゴールキーパーは「あれ? どこ? ボールどこ?」と後ろを振り返りつつ一回転。その最中にボールが足に当たり、コロコロ……と自殺点! である。

まるで恐竜が尻尾で攻撃するがごとく、実にスムーズに回転し、実にスムーズにボールがゴールへ吸い込まれる様は、まさしく芸術。なお、こちらの動画は2009年にアップされたものだが、現在までに100万回再生を達成したもようである。

(文=GO
参照元:Youtube flekkie22