音楽配信会社大手の「レコチョク」は、これまで「iTunes Store」で配信されていなかった邦楽を、専用アプリ「レコチョクplus+ おあずかり楽曲無料DLプレイヤー」での提供を開始した。事前の情報では、SONYがアップルに楽曲提供を行うと報じられていた。しかしふたを開けてみれば、専用アプリなくして聞くことはできず、期待したユーザーは意気消沈。

2012年7月1日にアプリの提供が開始されたのだが、早くも酷評が相次ぎ、「普通に曲を売れ」「恥をしれ」など厳しい意見が相次いでいる。

レコチョクが提供している楽曲は、邦楽や洋楽、K-POPなど約100万曲。このなかにはiTunes Storeで取り扱いのないものも多数含まれている。したがって、iOSでこれらの楽曲が聞くことができるようになれば、有難いと感じるユーザーも多い。しかし、レコチョクでダウンロードした曲はiTunesで聞くことができず、またiTunesで落とした曲をレコチョクで聞くことはできない。

したがって両方を聞きたいというユーザーは、その度ごとにそれぞれのアプリを利用しなければならないのだ。せっかくiOS端末で、SONYをはじめとする音楽会社の楽曲を聞くことができると期待したユーザーはガッカリしており、アプリに対して酷評を浴びせている。

・「レコチョクplus+」のカスタマーレビュー
「このアプリで音楽をダウンロードすることはきっとないだろう」
「使い勝手悪すぎ、普通に曲売ろうよ」
「ニーズに合致したサービスを実現しない限り、復活は遠いと言わざるを得ない」
「SONYは恥を知れ」
「即効削除で終わった」
「ゴミアプリです」
「ユーザー本位の考えではない」
「これは使用しません」
「この会社は何を考えているのでしょうか?」
「ユーザーの声を無視した結果が今のSONYですよ?」
「ここまで墜ちたかSONY……」
「クソアプリすぎ!」
「誰が使うかこんなもん」

……など、批判的なコメントが続出、9割のユーザーが星ひとつの低評価を下している。ただでさえCDの売り上げが低迷し、音楽配信サービスの売り上げも伸び悩んでいるなか、さらにユーザーの怒りを格好となっている。今回のアプリリリースが、さらにどのような結果をもたらすのであろうか? 非常に気になるところである。

参照元:iTiunes 「レコチョクplus+ おあずかり楽曲無料DLプレイヤー」