違法ダウンロード罰則化を織り込む改正著作権法が成立され、10月1日から施行される日本だが、この内容を疑問視する声は日本国中から数多くあがっている。

そんななか、国際的なハッカー集団「アノニマス」も日本の違法ダウンロード罰則化を疑問視。

日本の政府機関や関係団体などに対し宣戦布告し、次々とネット上からサイトを攻撃している真っ最中であるが、彼らがツイッターで発した日本語ツイートが実に可愛らしいと話題になっている。

現在アノニマスが行っている作戦「オペレーション・ジャパン」の公式ツイッターアカウントは、通常は英語でのツイートをしている。しかし6月27日の夜に突然、つたない日本語で3連投。以下がその内容である。

「昨日は忙しいだった。でもちょっとミスしました。誤爆ごめんな(笑) やっぱり日本語は難しい。でもみんなは優しい。ミスの説明を言いました。 ありがとう。頑張ります。」

「ただ、自民党と民主党はミスではなかった。彼らは違法ダウンロードを支持して投票をしたから、お仕置きされた。」

「でもみんなは「何故JASRACに攻撃しない?」言います。良い考えです。多分政党は良いターゲットではない。変わりましょうか?」
(以上、公式ツイッターアカウントから引用)

このつたない日本語ツイートに、多くのネットユーザーたちは「かわいい」などと好反応。なお、日本音楽著作権協会の「JASRAC」のサイトは、6月27日の夜にダウンしたまま現在も接続できない状態になっている。

ちなみにアノニマスは6月25日に茨城にある「国土交通省霞ヶ浦河川事務所」のサイトを改ざんし、声明を発表した。しかし、「霞ヶ関(かすみがせき)」を「霞ヶ浦(かすみがうら)」と間違えたのでは……?との声もあった。

「でもちょっとミスしました。誤爆ごめんな(笑) やっぱり日本語は難しい。」とつぶやいているのは、おそらく上記の標的間違いを示していると思われる。

素直に間違いを認めるところも、「かわいい」とおおむね高評価であるが、今後はターゲットを間違えないように願うばかりである。日本人でも難しい日本語だ。海の向こうのハッカーにとっても、やっぱり日本語は難しいのである。

参照元:Twitter OpJapan Official