日本全国、どこへ行っても牛丼! 牛丼! 牛丼! たしかに牛丼は日本人の国民食だ。元気の源であるに違いない。しかしながら、こう牛丼屋ばかりが軒を連ねてひしめき合っていると、時には違う丼だって食べたい気持ちになる。そんな方におすすめの豚丼をご紹介したいと思う。そのお店の豚丼の特大は量がハンパないッ! 豚肉をこれでもかと敷き詰めており、丼のふちさえも見えないのだ。食い応え十分ッ!

■ストレートすぎる店舗名「豚大学」
迫力の特大豚丼を提供してくれるのは、東京、JR新橋駅を出てすぐのニュー新橋ビルに店舗を構える「豚大学」だ。店舗に習って、スタッフを教授としたら客は差し詰め生徒といったところか。スタミナをつけたい新橋の生徒(サラリーマン)たちは、ここに入学(入店)するのである。

■スタッフがとにかく元気
店内に入って驚かされるのは、スタッフが大変元気であること。とにかく声が大きくハキハキしている。どうやらスタッフも豚丼を食しているらしく、エナジーを常に供給し続けている様子。声のデカさに時々驚いてしまうのだが、覇気があって気持ちがいい。

■オーダーが入ってから豚肉を焼き始める
このお店は、牛丼チェーン店のようにスピーディーに注文が出てこない。というのも、オーダーが入ってから豚肉を焼き始めるからだ。肉厚な豚をこんがりと焼き上げるのは、そうスピーディーにはいかない。したがって、10分前後待つことになるが、その分おいしい状態でテーブルに届けられる。作り置きを許さないのも店のこだわりだろう。

■豚肉に覆いつくされて丼のふちが見えない
私(記者)がオーダーしたのは、このお店でもっとも量の多い特大。その重量は豚肉とご飯を合わせて1キロもある。はたして完食できるのだろうか? と心配していたのだが、提供されるとその思いは吹っ飛んだ。丼のふちが見えないほど豚肉が敷き詰められているのだが、香ばしい豚肉とタレのにおいで食欲を呼び起こされたのである。

■思った以上にガツガツ食える!
そして実際に箸をつけると、まず豚肉の柔らかさに驚かされる。焦げ目のついた豚肉はしっかりとした歯ごたえがあるのに、口に入れるととろけるほどに柔らかいのだ。ほんのり甘めのタレはご飯に馴染み、まさにガツガツといった感じで口のなかに丼をかき込んだ次第である。とはいえ、さすがに1キロとなるとスムーズに食べ進むことができず、後半はやや苦戦したが無事に完食。胃袋に自信のある方でも、まずは中盛りからチャレンジした方が良いだろう。また出汁(だし)で茶漬けも楽しめるようなので、そちらもお忘れなく。

■店舗情報 豚大学
住所:東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル
営業時間:月~金曜日10:30~21:45、土・日・祝日11:00~15:00・16:30~20:15
定休日:無休

レポート:フードクイーン・佐藤
Photo:Rocketnews24
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼ 豚肉びっしり、ご飯も丼のふちも見えない

▼ 肉厚な豚肉は驚くほど柔らかい

▼ ようやくご飯が見えてきた。タレはつゆだく

▼ 新橋の生徒(サラリーマン)の胃袋を満たしている

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

東京都港区新橋2-16-1