日本でも夏場は輸血用血液が不足するが、中国の情況はそれ以上に深刻だ。衛生面への不安、中国赤十字や病院への不信感から献血者が少ないからである。

これには当局もあの手この手で献血者を増やそうと対策を立てているようだ。そんななか、山東省で行われた献血推進キャンペーンが話題になっている。献血を呼びかけるのは6名の若者たちだ。だが、その格好が尋常ではなかった。彼らは血管模様の全身タイツで現れたのだ。妙にリアルで気持ち悪いと話題になっている。

「血管人間」が出現したのは6月13日山東省の済南市だ。14日の「世界献血者デー」にさきがけ、血管人間たちも献血への理解と協力を求めるとともに、献血者に敬意を払うためにこの衣装で現れたのだという。

100パーセント笑顔全開で駆け寄ってくる血管人間。それだけでも十分怖い。さらに道行く人の腕をひっぱったり、座り込んでいる女性を取り囲んだりと少々強引なシーンも見られた。

実は彼らは地元の歌番組の出場者だ。この日も自慢の歌声を披露。『愛の貢献』という献血ソングまで熱唱したそうだ。

このニュースに中国ネットユーザーは

「怖ッ!」
「キモすぎて笑った」
「グロいなぁ……」
「斬新過ぎてついていけない」
「もはやホラー」
「おしっこチビりそう」
「全身タイツの男って見ていて気持ちいいもんじゃないな」

などとコメント。ドン引きした様子である。

また「悪いけど効果ないかも」「そもそも政府が信用できないから行かないんだって」「自分の血で幹部助けるとか無理(笑)」という厳しい意見も見られる。

しかし、現場では血管人間たちの呼びかけに応じ、献血に協力してくれた人もいたそうだ。彼らの活動が中国の輸血用血液不足の根本的な解決になるかはわからない。しかし血管人間を通して献血が再度注目を浴びたことだけは間違いなさそうである。

参照元:tt.mop新華網(中国語)
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▼血管人間現るッ

▼献血ソングを披露

▼困惑する市民


▼あまりに目立つ格好に人がたくさん集まったそうだ

▼血管人間の説得に応じた献血した女性も

▼「みんなで献血しよう!」

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