宮城県の村井嘉浩知事は先ごろ定例会見を開き、復興庁の第2次配分で県の申請分の倍近い金額の1418億円の交付が決まったことを発表した。これを受けて、これまで「復興庁は査定庁だ」と批判していたのだが、同庁の呼び方を次のように改めた。その名も「真骨庁(しんこっちょう)」。このことにネットユーザーは、パロディニュースサイト『虚構新聞』の報道と勘違いする人が続出している。

河北新報が報じるところによると、村井知事は呼称改名について、「被災地に寄り添う復興庁の本領を発揮した。真骨頂だ」と真骨庁と名付けた理由を話している。さらに、「2歩、3歩前進すると絶好庁(絶好調)になる。ぜひ頑張ってもらいたい」と、さらに名前の格上げを匂わせる発言をしている。つまり……

・村井知事が考える復興庁の呼称、成長のプロセス
レベル1「査定庁」 → レベル2「真骨庁」 → レベル3「絶好庁」

と格上げしていくようである。このことについて、ネットユーザーは次のように反応している。

「画像といい文章といい、どう見ても虚構新聞にしか見えない」
「虚構新聞じゃなかった」
「虚構も手が込んで来たな」
「何これ。どういう話? 虚構さんかと思った……」
「誰も知事に大喜利やれとはいっとらんがな」
「また虚構新聞かと思ったらマジだった件」」
「虚構新聞化してる」
「虚構かと思ったら違った」
「虚構新聞とばしてるなーと思ったら……」
「相変わらず虚構新聞はいいネタ……え?」
「え? 虚構じゃないんですか」
「虚構新聞かと……」

……など、虚構新聞と勘違いしてしまう人が相次いでいる。ちなみに虚構新聞は、最近あまりにも秀逸なパロディニュースを配信し、現実のニュースと混同してしまう人が続出したために謝罪する事態となった。今回の復興庁の呼称改名について、どのように感じているのだろうか? もしかしたら、これをネタに新たなパロディニュースを配信するかもしれない。非常に興味のあるところである。

参照元:河北新報