2012年6月6日に人気アイドルグループ「AKB48」の総選挙が行われる。昨年は応援しているメンバーに投票するために、1人で5500枚もシングルを買い込む猛者もいたようなのだが、今年も昨年に劣らず人気投票は過熱しているようだ。

インターネットオークションサイトには、すでに大量に投票券が出品されており、最高で300枚セットが42万円で売り出される事態となっている。公的な選挙ではないのだが、これでは公平な人気投票とは言い切れないのでは……。

AKBの選挙に参加するためには、事前にCDを購入し投票券を入手しなくてはならない。投票券を得るために大量にCDを買い込むファンも大勢いるのだが、それでも足りないと思う人は、オークションで投票券を得るのかもしれない。

それにしても毎年のことながら、出品者は購入したCDをどのように管理しているのだろうか。昨年は大量に投棄されているという報告もあった。開封だけして一度もプレイヤーに入れられないまま、捨てられるCDも少なくないはず。販売方法に問題があるという声も毎年聞かれる。

とある30歳代のファンは、「推しメン(応援しているメンバー)に上位に入って欲しいけど、捨てるほどCD買うのはどうなんだろうっていつも思いますねえ。なんていうのかな~、商売としてはわかるけど、曲も聞いてCDも大事にしてこそのファンなんじゃないかな~って思っちゃいますけどね~。僕は買っても10枚かな」と語っている。

一度も聞いてもらえないCDが、どこかで捨てられているかもしれないということを、AKBのメンバーはどのように感じているのだろうか? 気になるところである。

参照元:ヤフーオークション