「あまりにも本がたまりすぎて部屋が狭くなっている」という人や、「本を持ち歩きたいのに重すぎて持ち歩けない」という人、「本がかさばるからリュックに入れて移動している」という人、いろいろと本の悩みを抱えている人がいるという。

最近は「本をスキャンしてデータ化してくれるサービス」が流行しているようだが、皆さんはそのサービスを使用したことがあるだろうか? 話によると、本を持ち運びたいけどあまりにも大きくて重いため、スキャンサービスでデータ化してiPadに保存し、持ち運んでいる人がいるという。

・3~4キロの本も650グラムになる
確かに、データ化すれば大辞典のように3~4キロある本も「約650グラムのiPad」を持ち運ぶだけで済む。たとえ10冊でも10キロでも、データ化してしまえば650グラムの iPad を持ち運ぶだけでいいのでラクチンである。

・旅行ガイドブックをスキャンするとかなり便利かも
当編集部の記者が持っているいちばん重い本は、辞書や事典を除けば旅行ガイドブックの『ロンリープラネット』だった。ドイツやイタリアの観光ガイドが掲載されている『ロンリープラネット』は800ページを超えるページ数だった。旅行のとき重いガイドブックを持ち運ぶのはとても億劫だが、スキャンしてデータにすれば iPad やパソコンで読むことができるのでラクチンな気がする。

・著作権侵害や違法性の心配も
しかし2012年5月現在、「スキャン代行サービス」と「個人によるスキャン」の双方を否定している漫画家や小説家たちがいる。つまり「本をスキャンする業務は違法だし、個人がスキャンするのも違法」というわけだ。一部では裁判沙汰になっているようだが、いまのところ判決は出ていない。

・違法性は別としてスキャンすれば便利なのは確か
本をデータ化することによって省スペースになのるは事実だ。さらに持ち運びが便利になるのも事実である。しかし、作家の視点から考えると「著作権を侵害される恐れがある」という気持ちもわからなくもない。……わからなくもないが、読者の視点から考えるとスキャンしたほうが便利なのは事実である。

・スキャンサービスの概要
現在、数多くのスキャン代行サービスが存在する。会社によって価格は違うが、安いところだと1冊100円でスキャンしてくれるところもあるようだ。数週間でスキャンしてくれるところもあれば、24時間以内にスキャンしてくれるところもあり、早くやってほしい場合は1冊につき400~500円ほどの費用になるようだ。

・データ化すると便利なのは確かだが自己責任
「本で埋まった部屋がスッキリするのであればまとめてスキャンしたい」という人もいるだろうし、「データ化して iPad にすべての本を入れたい」という人もいるだろう。確かにそうすれば便利なのは確かだが、現在のところ著作権の問題で「ちょっと待った!」と言っている人たちがいる以上、自己責任でやることになる。なので当編集部としても、「スキャンをしよう」とは言えないのである。

・本という存在がもっと便利な存在になればいい
当編集部の見解としては、作家にとっても読者にとっても、本という存在が利便性の高い存在になればいいと思っている。スキャンが違法か合法かは今後いろいろと決まっていくと思うが、最終的に誰もが損をしない、誰からも便利な存在になることを願いたい。本の将来性や可能性を縮めることにさえならなければいいと考えている。皆さんは、本のスキャンに関してどのような考えを持っているだろうか?

Photo: RocketNews24.

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