「スマートハウス」や「スマートホーム」と呼ばれる住宅の実現化が進む昨今。情報技術を駆使しオートメーション化することで、消費エネルギーの最適化など環境に配慮した住宅設備が次々と考案されている。

そんなスマートハウスの概念を一部取り入れ、実際に自分で部屋を改装した大学生が話題だ。特に環境への配慮があるわけではないが、完全にオートメーション化された彼の部屋はまさに未来の住宅といった様子。その出来栄えは、動画「Berkeley Ridiculously Automated Dorm(BRAD)」で確認することができる。

カリフォルニア大学バークレー校の新入生デレク・ロウさんは、校内でもっともオートメーション化された部屋を作りたいと思い立ち、大学寮にある自分の部屋の改装を行ったそうだ。

その仕上がり具合は、なかなかのものである。リモコンやiPhone、iPad、パソコンなど様々な方法によって室内の照明やカーテンを自在にコントロールでき、音声認識機能による操作も可能だ。

さらに、「スリープ(就寝)モード」「ホームワーク(宿題)モード」「ロマンティックモード」「パーティーモード」など、それぞれの状況に適した室内環境を自動的に作りだすことができ、バリエーションも豊富。これならば、突然のデートやパーティーでも慌てることなく対応できるというわけだ。

改装に要した物は、300ドル(約2万4000円)ほどの資金と数週間の作業時間、そして理解あるルームメイトの協力だけ。彼によると、「構造自体は決して複雑ではなく、とても簡単なものです」とのこと。いちばん時間がかかったのは、音声認識機能を取り付ける作業だったという。

完成後、さっそく部屋の様子をネット上で公開したところ彼の動画はすぐさま話題を呼び、その出来栄えを称賛する声も寄せられた。しかし、人生は良いことばかりではない。注目を浴びてしまったせいか、「寮の規則に反している」と学校側から目を付けられ呼び出しを食らってしまったのだ。

その結果かどうかは明らかにされていないが、呼び出しから二週間後、彼は寮を出てアパート住まいをすることになったという。それでも彼は、「装置はすべて簡単に移動可能だから、新しい部屋でもすぐにオートメーション化された快適な生活を送ることができます」と前向きだ。

参照元:You Tube dereklmyLive Science(英文)