この記事に掲載されている写真は、英国で販売されているアフロ人形をモチーフにした食器洗い用のスポンジである。ボリュームたっぷりのアフロヘアーをスポンジにしちゃうという超斬新なアイデアが人気を呼んで英国内で大ヒットしている。しかし、このスポンジをめぐって大議論が勃発しているのだ。

声をあげたのは英国内の反差別団体の関係者。「黒人を食器洗いスポンジにたとえるのはポジティブな表現ではない。不適切だ」と怒り心頭なのである。つまり人種差別ということだろうか?

このスポンジはユニークな生活雑貨を販売している英国のパラドン社が販売している。すでに数十万個も売れている人気商品だ。パラドン社は「食器洗いのような日常の家事をより楽しくするためにデザインしました」と話す。

しかし人種差別的なイメージを社会から撤廃するのに尽力している団体は、このスポンジを「ネガティブな固定観念と考えを助長している」と批判。「次に出てくるのはなんだ? トイレ用のブラシか? 21世紀の今、こうした表現をするのは不適切だ」と非難している。相当お怒りのようす。

とはいうものの、消費者の多くはこの商品を人種差別的とは思っていないようだ。ネットのコメントでは「ぜんぜん人種差別的じゃないよ。クールだと思う」「ぼくの黒人のパートナーにこのスポンジを買ってあげたけど、彼女はめちゃくちゃ面白がってたぞ」とアフロスポンジ擁護派の意見が目立っている。

ちなみに、この人形のスポンジはDiva、Punk、Disco、Beehiveという名の4種類があり、批判されているアフロスポンジはDivaとDisco。PunkとBeehiveは白人である。「DiscoとDivaのことばっかり言って、BeehiveとPunkについて何も言わないこと自体が人種差別的だろ!」というネットユーザーの鋭いコメントも。論争のゆくえが気になるところだ。
 
(文=佐藤 ゆき
参照元:paladoneMail Online(英文)

▼同シリーズの製品。PUNKとBeehiveは白人だ。