お寺でのアルバイト中に下半身を露出させ、女児や参拝客に接客をして問題視されていた甲南大学ラグビー部の学生。その画像がインターネット上に掲載され、大きな物議を醸していた。当初、この学生は画像に対して「2ちゃんねるの捏造」と証言していたというが、新たな事実が判明した。

問題発生から数日後、学生の通う大学が公式に謝罪し、所属していた部活動が無期限の活動停止処分になったことが判明したのだ。このことについて大学側に問い合わせてみたところ、「画像は2ちゃんねるの捏造」と発言したことについて意外なコメントを得ることができた。

日刊スポーツが報じるところによると、同大学のラグビー部4年の男子学生(21歳)は2012年1月12日に神戸市内の寺院でアルバイト中に、客から見えないようにズボンを下ろして接客。そのようすを一緒にアルバイトしていた他の部員が撮影し、学生が自分でTwittterに投稿していたのである。

大学が調査を行ったところ、2008年に同じくラグビー部の当時の生徒が下半身を出してアルバイトを行い、ネット上にその画像を公開していた。今回問題となった学生はOBも同じことをしていたと聞き、下半身を露出した事実を認めている。

当編集部がお寺の住職に電話取材をしたところ、「本人に確認を取ったのですが、2ちゃんねるの人が画像を捏造したと話してるんですね」と証言していた。この点について大学に問い合わせたところ寺尾学長補佐は次のように話している。

・学生が「2ちゃんねるの捏造」と答えたことについて、大学側の回答
「本人は画像を捏造したという意味で言ったのではなく、当初別の人間が下半身露出したとネット上で話題になってしまったため、「その情報が間違っている」という意味で「捏造という言葉を使った」と話しています」

つまり「誤解」と言いたかったところを、「捏造」と発言してしまったというのだ。本当だろうか? 正直なところ信用しがたいのだが……。ちなみに大学は、ラグビー部の無期限活動停止処分を決めており、すべての関係先に謝罪し、事態が解決したと判断されるまで、一切の活動を認めないと説明している。また、この件に関わった学生の処分についても、今後検討していくとのことだ。いずれにしてもこの騒動は当面収まりそうにない。

参照元:甲南大学