日本を抜きGDP世界第2位に躍り出た中国。経済規模だけではもはや発展途上国なんて言えない。今、最も勢いのある国のひとつである。

バブル真っ只中とも言われている中国でトンデモ建築選手権が開催されている。中国全土から50もの奇怪な建築物がノミネートされているが、我々の想像遥かに超えた悪趣味っぷりである。まさにカオス状態だと話題になっている。

中国で最も悪趣味な建築物を決める大会を開催したのは広東省に拠点を置くメディア南方都市報だ。審査は実用性、適応性、文化性など複数の視点から進められる。ノミネートされた50の建築はどれもキラリと光る珍妙さを兼ね備えたものばかりだ。

審査にはネットユーザーからの投票も加味される。4月11日現在の得票ベスト5をご紹介しよう! 画像は記事の一番下にあるぞ!(表示されない場合はこちらhttp://goo.gl/Kl8vT)

■1位:天子大酒店(河北省)
現在ブッチギリ1位の天子大酒店。高さ41.6メートルの3人の人物は巨大なフィギュアではない。何と10階建てのホテルである。しかも彼らは神様だ。ホテルの部屋は全て神様の体の中に格納されているぞ! なかなかできない体験だ。ガンダムだと思って泊まれば結構楽しいかもしれない。
 
■2位:五粮液酒瓶大楼(四川省)
五粮液は白酒(パイチウ)の一種、消毒液かと思うほどのパンチのきいたお酒である。だがその工場もかなりパンチがきいている。なんと巨大なお酒のモニュメントを建ててしまったのだ。現地では観光地化しているそうだが、実はこれは工場への配電施設。実用性とアイディアを兼ね備えたご自慢の建築物であるそうだ。

■3位:淮南ピンポン酒店(安徽省)
卓球のラケットが地面に突き刺さっている。これは2011年に安徽省で建設が始まったビルだ。全高150メートル。完成すれば安徽省一の高さになる。なお建設費は3億元かけられると見られている。ラケット型の本館の他にちゃんと卓球の球も併設されているとは、なかなかニクイ演出である。

■4位:重慶人人大楼(重慶市)
280メートルにもなるという巨大な「人」という漢字のビルだ。人と人のつながりを強調したものなのだろう。だが、ネットユーザーからは映画『タイタニック』の船首におけるあの名シーンにしか見えないと言われている。

■5位:方圓大厦(遼寧省)
2012年1月、アメリカで発表された世界10大イケてない建築物に選ばれ一躍有名になったビルである。惜しくも現時点で得票数は第5位であるが、文化を越え世界的に通用する悪趣味さをそなえているビルであると言える。

いかがだろうか。なお、この大会は、大型建築物を建設する際、中国文化や周りの景観との調和を考えず「奇をてらえばてらうほどいい」という風潮を風刺する意図もあるそうだ。

選手権では最終的にトップテンが発表される予定。1位~5位の入賞は確実だろう。だが、5位以下は得票数を見る限りまだまだ逆転がありうる情況だ。中国人が選ぶ最も悪趣味な建築とはどんなものなのだろうか。発表に興味深々である。

参照元:南方都市報(中国語)

▼1位:天子大酒店

▼2位:五粮液酒瓶大楼

▼3位:淮南ピンポン酒店

▼4位:重慶人人大楼

▼5位:方圓大厦

▼得票数は少ないが他の建築も妙なオーラを放っているぞ